今日も実家に帰る。

帰らなければ、バカ姉の子ども達が可哀相なためである。


木曜日、なんどか電話を入れたが、

子どもだけで留守番をしていた。


専業主婦なのに、子どもを独りで

家においておけることにびっくりした。


夜9:30過ぎに電話を入れると、

また、いない、とのこと。


どこでなにをしているのやら、

本当にチビたちが、可哀相になり、

実家に帰り、面倒をみてやるかと思ふ。


日・月と旅行に行くらしいので、

土曜だけ預かればいいので気が楽だ。


どこへいくやら、金曜の夜に思案していた。

候補は、エキスポランドと水間観音だった。


しかし、一時にお友達と約束しているとのこと、

考えていたことは、すべてくずれる。


まぁ、こんな日もいいかと思って、

小春日和の中、後から遅れて住吉公園にいく。


彼らは、なにかを熱心にやっていた。

昔なつかしの、ざりがに釣りだった。


ほんまにこんなところで釣れんのかな?

と不審に思っていた。


ザリガニの釣れるポイントは、住吉大社なので、

あかんのんちゃうんと思っていた。


しかし、小さいのがそこそこいて、

自分も童心に戻ってやった。


やっていると、いろいろなチビたちがやってくる。

なぜか、いろいろと相談を受ける。


スルメがない!

糸がない!

そこにいる唯一のオトナであることを

子どもはよく分かっていて、頼めばいいとわかっているようだ。


挙句の果て、オレ、糸むすばれへん、

だから、結んで( ̄∇ ̄+)

なんて云う始末。


4月の陽だまりの中、のどかな公園で、

午後を過ごし、大変に癒された。



成果は、食いついてはくるのだが、

サイズが小さく、引き上げるところまではいかなかった。

よって、一つもとれなかった。


住吉大社なら、ガンガンとれるのに・・・・

そのかわり、警備員の目を盗んでやらないといけないので

ハラハラドキドキなのだが。




嫌なこと、辛いこと、苦しいことばかり、

襲い掛かってくる日々であるが、

なんとか逃れようと、穏やかに過ごした一日だった。


嫌なことばかりは、続くものではなく、

夜には、すごく嬉しいことがあった。


昔の教え子が、携帯に電話を入れてきた。

もしかすると、うまくいったのかもしれない、

と思いをはせていると、その通りだった。


内定が出たらしい。

心の底から嬉しさがこみ上げてきた。


ひとは、辛いことばかり、

摘んでいくのはないのかもしれない。