夜の盛岡市仙北地域での個人演説会で、震災直後の決して忘れることのできないエピソードを紹介しました。
「一関市の自宅から毎日のように陸前高田市へ救援活動に向かっていた2年前の3月のある日のこと。
被災男性が私に声をかけてきました。
『菊池さん、政党助成金ってのはまだ続いてるんだべかね?俺たちがこんなに苦しんでいるときに政党助成金をもらっている政治家に『絆』と言われると腹が立ってしょうがねえんだ』。
日本共産党が受け取りを拒否している政党助成金は、3.11以降、760億円が各政党にばら撒かれました。
一方、昨年9月に国が打ち切った被災者の医療・介護保険の一部負担金の免除措置の復活に必要な予算は、被災3県で約500億円といわれています。
政党助成金の原資が税金である以上、被災者が払った消費税から各政党にお金が流れていることになります。
こんなことを平気で続けている政党・政治家……。
もはや、政策以前の態度と言わなければなりません。」
この訴えに対する共感の拍手が一番大きかったかもしれません。
どんなに、「復興」を叫ぼうが、それがむなしく響くひとつの根拠がここにあるのではないでしょうか。