今日は、消化の火の話。季節によって、消化機能や、体力というのは変化していきます。その変化を感じたことがあるでしょうか?
寒い冬には、健康な人の消化の火は、冷たい空気と皮膚の接触によって閉じ込められ強くなると、アーユルヴェーダの古典には書かれています。
これは、例えば、火を風から守るように手で覆うと、手の中で火がしっかりと燃えるイメージです。
冬の寒い時期というのは、基本的に健康な人であれば、消化の機能があがり、ある程度、食物の量が多かったり、消化しにくいものであっても、消化しやすい季節ですし、逆に消化の火が強いときに、燃料を与えなければ害になるといえます。
それでは、春はどうでしょうか。
春は冬の間に蓄積したカパが太陽光線によって刺激され、身体の火を阻害すると古典にあります。
アーユルヴェーダでは、すべては五大元素からできていると考え、人間の身体を3種の生理機能(ヴァータ「風・空」ピッタ「火・水」・カパ「水・土」)を軸とし、バランスの中で健康を考えていきます。
カパというのは、水の性質を持つ生命エネルギーといわれます。重く、冷たく、湿っている性質を帯びています。
冬の間にカパが蓄積していきますが、春の日の光によって、カパのもつ性質が変わり、粘着性のものが全身をめぐるようになってきます。
例えば冬の間に寒さで固まっていたラードが温かい温度で溶け出すようなイメージ。
そして、その粘着性のものが消化の火を消し、体内にある経路、老廃物の通り道(スロータス)をふさぎやすくなると考えられています。
このような状態が、花粉症で、粘液がずるずるの状態だったり、だるかったり、鬱っぽくなったりです。
なので、冬が終わる今頃から、春の過ごし方をして、消化の火を元気にしたり、スロータスを掃除したりする必要があります。
冬と同じように、たくさんの量の食事をとることや、重いもの、甘いものを控えていきましょう。
次回は、食事について。
つづく
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