ハーバルライフ 春へ向けての過ごし方 ② 消化の火 | Creative.Aroma(element)

Creative.Aroma(element)

精油の香りは「魂の栄養」そのもの。
やさしく、繊細なアロマテラピーは
私たちを包み込み、自然と私たちを調和させてくれます。
本当の健康は「自然の循環に沿った生き方」をすること。
そんなきっかけをあなたにお伝えしたいと思っています。

今日は、消化の火の話。季節によって、消化機能や、体力というのは変化していきます。その変化を感じたことがあるでしょうか?

 

寒い冬には、健康な人の消化の火は、冷たい空気と皮膚の接触によって閉じ込められ強くなると、アーユルヴェーダの古典には書かれています。

これは、例えば、火を風から守るように手で覆うと、手の中で火がしっかりと燃えるイメージです。

 

冬の寒い時期というのは、基本的に健康な人であれば、消化の機能があがり、ある程度、食物の量が多かったり、消化しにくいものであっても、消化しやすい季節ですし、逆に消化の火が強いときに、燃料を与えなければ害になるといえます。

 

それでは、春はどうでしょうか。

 

春は冬の間に蓄積したカパが太陽光線によって刺激され、身体の火を阻害すると古典にあります。

 

アーユルヴェーダでは、すべては五大元素からできていると考え、人間の身体を3種の生理機能(ヴァータ「風・空」ピッタ「火・水」・カパ「水・土」)を軸とし、バランスの中で健康を考えていきます。

 

カパというのは、水の性質を持つ生命エネルギーといわれます。重く、冷たく、湿っている性質を帯びています。

 

冬の間にカパが蓄積していきますが、春の日の光によって、カパのもつ性質が変わり、粘着性のものが全身をめぐるようになってきます。

例えば冬の間に寒さで固まっていたラードが温かい温度で溶け出すようなイメージ。

 

そして、その粘着性のものが消化の火を消し、体内にある経路、老廃物の通り道(スロータス)をふさぎやすくなると考えられています。

このような状態が、花粉症で、粘液がずるずるの状態だったり、だるかったり、鬱っぽくなったりです。

 

なので、冬が終わる今頃から、春の過ごし方をして、消化の火を元気にしたり、スロータスを掃除したりする必要があります。

 

冬と同じように、たくさんの量の食事をとることや、重いもの、甘いものを控えていきましょう。

 

次回は、食事について。

つづく

☆☆☆お知らせ☆☆☆

〇地球のお庭レッスン「クコ(ゴジベリー)」
2月21日(水)午前の部 10時~12時半。定員5名様。キャンセルでました。残席1名様
午後の部14時~16時半 満席。
講料5500円(材料費1000円込み)
どなたでもご参加いただけます。
毎回一つの薬草となる植物にフューチャーして、植物としての特徴、効能、栄養成分、歴史、人とのかかわり・くらしについて学びながら、活用の体験をします。今回は「クコ(ゴジベリー)」がテーマです。スーパーフード、アダプトゲンハーブとして注目されます。
「神農本草経」 では、毎日摂取してもよい「上薬」の一つとして推薦され、現代の生活にも取り入れたいハーブの一つです。
生活習慣病の予防、美容、抗酸化、滋養強壮に上手に現代の生活に取り入れる知恵をお伝えします。

【内容】
・クコの植物について
・クコのプロフィール
クコの歴史
・栄養成分と特徴
・クコの葉と果実のティー試飲
・クコのメディカルハーブブレンド、アレンジティーの紹
・クコの活用の紹介(クコスープ、おにぎり、料理への活用、薬酒、チンキなど)
実習】
・スーパーフードでトレイルミックスを作ろう※健康に配慮したおやつです。
・クコパック
実習で作ったものはお持ち帰りいただけます。

○yuica日本産精油インタープリターコース 開講。
定員4名。募集中。10時~16時。
2月28日、3月28日、4月11日、5月16日、6月6日。7月11日(試験)10時~12時。
ご希望の方はお知らせください。

http://creative-aroma.holy.jp/yuica.pdf

 

○ハーブ&ライフレッスン
2月15日、3月1日、3月15日 全3回。13時~16時。受講料25500円。
定員10名。満席。キャンセル待ち。
※4月より別日程で開講いたします。日程調整中です。
ご希望の方はお知らせください。
creative.aroma@nifty.com