こちらは、京都にある広隆寺 半跏思惟像。
ハンカシイゾウと読みます。
頬に少し手を添えて、静かに物思いにふけっていらっしゃる斜の上半身のお姿。
とても綺麗ですよね。
この微笑みは古代ギリシャ彫刻に共通する「アルカイク・スマイル」と呼ばれ、
そして、この姿がオーギュスト・ロダンの「考える人」に似ている事から、
「東洋の詩人(Poète de l'Est)」の愛称が付けられているそうですよ。
この仏像の頭は左に傾けたラインから始まっています。
そっと顔に沿えられた右手から屈曲した右腕のラインは肩へ繋がり、
そして左腕のラインは足元へと落ちていきます。
左足に乗せられた右足、右手とこの左手の三つが合流して
更に足元の下へ流れ落ちていっています。
この美しい肢体のラインに、私は特に魅かれているのです。
何とかこれをお花の「創作」=モダンスタイルのラインに活かせないかと、
数日間思案中。
お花のラインって・・?
例えばこんなふう。
これはおそらく、漢字の 「水」からヒントを得たのでは?
美しいラインが活かされていますよね。
そしてこちら。
ラインが重なり合って、どうなっているの?・・と思わず覗き込みたくなるような
葉の折り曲げ方や重なりに興味を持ちますよね。
それこそが誰もが美しいと思わせるアレンジメントテクニックのポイントなんです。
このモダンスタイルと呼ばれている「創作」はDAFA2資格の試験課題でもありますが
創作のデザインは人の数だけ果てしなく存在する為、とても悩ましいのですが。
自分の個性を出すって・・・
性格だけじゃなく、媒体を使って表現する楽しさに気が付くと、もう止められません!
本当に楽しいですよ!
クレアシオン ド フルールのモダンスタイルレッスンは
沢山の資料の中から、気に行った作品を選び、それを真似して作るところから始めます。
真似をしているうちに、自分なりの形を取り入れてみたくなってくる気持ちが
個性だと思います。
またフランスクラシックスタイルやフランスのお花の資格にご興味が有る方に
DAFA1資格試験レッスンを行っています。
DAFA2資格試験レッスンは12月スタート致します。
ご興味のございます方は、ホームぺージをご覧になって、コンタクトより
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