マッチョマンが、今の嫁さんと出会ったのは、当時働いていた職場だった。
会社には内緒の、秘密の恋愛だった。
当時マッチョマンは会社のすぐそばに住んでおり、彼女が家に遊びに来たり、家の近所を二人で散歩するのも、会社の人にばれるんじゃないかと、いつもヒヤヒヤしていた。
そんなヒヤヒヤも楽しかったのかもしれない。二人は順調に愛を育んでいた。
当時、二人がよく行っていたのが、市ヶ谷のくるりだった。家から歩いて5分。お腹を空かせながら、会社の人にばったり会わないよう、よく警戒しながら、手をつないで通った。
夏の暑い日も、冬の寒い日も、手をつないで通った。
濃厚な味噌スープと極太麺が二人とも大好きだった。

やがて、二人は結婚して、市ヶ谷から引っ越した。埼玉に家を建てた。
絵にかいたような、順風満帆で幸せな人生を歩んでいた。相変わらず、二人は仲が良かった。
相変わらず、二人はくるりが好きで、一月に一回は通っていた。
永遠に続くと思っていた、何気ない日常、幸せ、、、
それはもう永遠に訪れなくなってしまった、、、
くるりがリニューアルオープンして、メニューも味も何もかもが変わってしまったから。
あの美味しかったくるりがもう二度と食べられないからなのか、二人で市ヶ谷に来る理由を失ってしまったからなのかは分からないが、マッチョマンは悲しくて泣いた。
他に美味しいラーメンはたくさんあるが、くるりの美味しかった味噌ラーメンは、くるりでしか味わえない、二人の特別な一杯で、それは二度とたべることができない。
くるり、いままでありがとう。最高にうまいラーメンと、美しすぎる思い出を。
2度と来ねーからな(゙ `-´)/
めっちゃ不味くなっとるやんけ