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ライトノベル冊数の推移-東京区内図書館のライトノベルの分布を調べて遊ぶ その2

昨日の続き

目黒区立図書館のラノベ冊数が多くて

国会図書館と比較しても対して引けをとらないようで


下の図を見ると分かるんですが



富士見ファンタジア
角川スニーカー文庫
電撃文庫
目黒書館 1463 1432 1693
国会図書 1549
**
1699
本家 1033 742 1744
※2009年3月まで

目黒が国立と比べて電撃文庫のタイトル数にして6冊しか差がないと区立図書館と思えないパワーです


本家というのは角川WEB で「富士見ファンタジア・角川スニーカー文庫」検索した冊数です

特に角川スニーカー文庫ですが…

角川書店自体が角川文庫と角川スニーカー文庫を別ジャンルで分けてないと言うか…

角川文庫の一部にスニーカー文庫が加わって、国会図書館の検索だとゴチャゴチャになって測定不可になってる

角川WEBでは、一部の作品を検索に加えてないので、かなり漏れがある…本家でデータベースがないというのは、何かね~

ぶっちゃけると目黒区図書館の角川スニーカー数がもっとも本当の「スニーカー文庫数」近しい数字なのかもしれない

富士見も以下同文です


電撃文庫は小説にナンバー書いてるみたいで
目黒区図書館で調べると「小説のタイトル(1700)」とか今まで出た冊数が書かれていて、把握はしやすい

こんな感じ↓
ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))/上遠野 浩平







そんな憶測を元に

目黒区図書館に1988年富士見ファンタジア文庫が置かれてから、2008年までのラノベのタイトル数をグラフにする


【バカレ】
と、こうなった


見所は電撃文庫の角川・富士見を抜く2000年から2006年あたりの延びですね



富士見ファンタジア
角川スニーカー文庫
電撃文庫
ファミ文庫
MF文庫
ガガガ文庫
1988 6




1989 22 11



1990 48 91



1992 137 240



1993 196 322 14


1994 259 384 38
1
1996 377 475 121
1
1998 511 598 283 10 1
2000 664 772 458 82 3
2002 828 961 690 215 28
2004 1022 1101 980 399 133
2006 1220 1269 1317 574 265 1
2008 1442 1404 1651 751 421 106
2009.3 1463 1423 1693 776 458 123

表にすると分かりますが2000年以降の作品取り寄せ数はトップになってます

2000年から2006年までで始まった作品の一部をリストアップすると



2000年
 
 
2001年
イリヤの空、UFOの夏/秋山 瑞人


2002年
 
 

2003年
撲殺天使ドクロちゃん/おかゆ まさき
護くんに女神の祝福を! /岩田 洋季
しにがみのバラッド。/ハセガワ ケイスケ
2004年
とある魔術の禁書目録/鎌池 和馬
 
乃木坂春香の秘密 /五十嵐 雄策
 
2005年
2006年
…と挙げてみましたが

所謂、ブギーポップ以降ってやつですかね


学園もの多いな~自薦チョイスなので、なんとも言えないんすけど「学園+何か」ってのが主流ですか

10巻内に収まらない作品が多くなってきた様な気がします
長期掲載のマンガみたいですね

ライトノベルと小説の違いの一つに続刊が多いってのを挙げて良いのではないだろうか、ライトなのに質量はヘビィとか

作品自体が増えたのではなくて、1つの作品の続刊が増えたというのが電撃文庫の冊数を増やした結果になったのだと思う…そういうスタイルが確立されてきたんだろうね


と図書館のグラフをみて思ったとさ