このことをブログに書くのは私が今まで心に留めていた事。
父の事。
19の時、父が単身赴任で行った外国で亡くなった。
23年前の10/4。
不慮の事故という言葉ですませたくない事なんだけど、私の心は一度ここで封印された。
あの頃の記憶というのはほとんどなくて、毎日がただ過ぎるという感覚だけ覚えている。
今、結婚し夫の事を思うと、母はどんなに辛かっただろうなと感じてしまう。
人っていつも笑っている人だって、何か辛い事があったりしていることあると思う。
言わないだけでね。
私も、そうやって普段笑っていても、何かと落ち込んでたり無性に悲しくなったりするよ。
何年も経つと多少和らいではくるのだけど、それでもたまに思い出す。
そして、私が大抵の事でめげないのはこのことがあったから。
これ以外の事なんて大したことはない!!常にそう思っていた。
どこかで、人に対して見えない境界線を作っていた気がする。
昨年結婚して、私の中で何かが変わった気がする。
大切な家族が増えたという事。
私の事を考えて心配もしてくれて、仕事一日禁止令まで出してしまう夫。
結婚するまでの記事を書こうと思ったのは、私が本当に素を出せる相手に出会って
幸せだから。
自分の居場所を見つけた気がする。
もちろん、母と一緒の時も自分の居場所だったけど、自分で作る居場所をやっと
手に入れた。
大好きな場所だから、今じゃこの家が一番落ち着く場所。
そして、今の自分が好き。
父と私。
