家庭ゴミ問題(3) | みゃもが行く!

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パンクな性格、ソウルなヴォイス。

結局、いろいろ考えたがいい案は浮かばず。
しかし、どこかでこれが見つかる可能性はあるし、今はたまたま「このゴミを前夜に出しているのは斜め向かいの学生マンションの学生に違いない」という誤解が通っているのだが、いったん見つかったら、一気に自分の行為がフォーカスされてしまう。
うちの実家も、近所のご意見番も、大正時代からずっとここに住んでいる地域住民なので、バレたら、うちに責任がないことまで責任にされても困る。

そのうちに、さらに困ったことが起きてきた。
介護をしていた母は、年齢のわりには「トイレが堅い」タイプだったのだが、だんだん状況が変わってきた。
いや、家の中に置いてある歩行器を使って、自分で廊下を歩き、ドアを開けてトイレには行けるのだ。
しかし、年々、腕の筋力が弱くなっていくので、自分でパンツの上げ下ろしがなかなかできなくなってきた。
アレな話で申し訳ないが、普段、リハビリパンツを穿かせ、その中に尿取りパッドを仕込んでいる状態がデフォルト状態。
ところが、高齢になると寒がりになるので、パッチも穿かせ、その上に、そこそこ生地の厚みがあるズボンを穿かせたりしているので、余計に上げ下げがちゃっちゃとできなくなってくる。
その結果、リハパンや尿取りパッドで受け切れなかったおしっこでパッチやズボンを濡らしてしまうことになる。
衣類の洗濯は割り切ってやれるのだが、消耗品であるリハパンや尿取りパッドの交換のタイミングが激増してしまい、台所の生ゴミの他に、使用済みのリハパンや尿取りパッドも「処分が必要なゴミ」として増えてきたのである。

リハパンや尿取りパッドがないと仮定して、生ゴミのことだけを考えたとしても、問題は夏である。
ゴミは家の外にあるポリペールに燃えるゴミ用の袋を入れて、台所からいちいちそこに入れに行くのだが、夏になるとハエが飛んでくる。
ゴミの収集場所に持って行くまでにすでにハードルはあるわけで。

そして考えた。
何か解決策を考えているうちに、一つ、値段は高いが、よさそうなものがあった。
小森樹脂という会社が作っておられるHOALUおむつペールというやつ。
銀色の大きな箱型のゴミ箱なのだが、介護施設や病院でも使われそうな、完全防臭の優れもの。
なんとこれが35000円ほどもしたのだが、買うことに決めた。
このゴミ箱だけではダメで、このゴミ箱専用の消臭ロールも必要。
細かい使い方は端折るが、なんとこのゴミ箱があれば、少なくともゴミ収集場所に行くまでの間は臭いを出さなくて済むだろう。
おむつがいけるくらいなら、ここに野菜くずやバナナの皮も入れてしまえと結論づけて、使い始めたこのゴミ箱。
ゴミ箱自体は優秀なのだが、使い始めはちょっとコツも必要で、3週間くらいは、このゴミ箱の中でハエが大発生してしまった。
成虫の他、幼虫なんかもいたので(スミマセン、汚くて)当初はハッカ油やら殺虫剤を使ってハエと格闘。
やっとのことでハエの繁殖がなんとか収まり、生ゴミも使用後のおむつ類も、そのゴミ箱を使うことで少し実家での後始末に光が見えてきた。

しかし、ここで問題は収まらない。
結局、臭い対策が万全になっただけで、いつ、どうやってこのゴミを収集場所に持ち込むか、結局、そこの問題は残るわけで。

<さらに続く>