年金制度について、還暦過ぎ老人の今になって思う事は、「あってよかった年金制度」という事です。

若かった頃は、正直、将来こんな年寄りになって、働くのを止めてしまうなんて考えもつきません。そこまで頭が回らないと言うか、想像つかないって言うか、今さえ良ければいいと言うか、今を力いっぱい生きると言うか、まあ、そんな感覚で生活しています。

年寄りなって働かなくなると言う現実が分かっていないのです。

将来、働かなくなった時に、何かしら収入があると生きていける。そのための年金制度で、国が強制的にお金を徴収して、働かなくなった時にお金をくれる、この制度こそが重要なのです。

でも、年金だけで生活できないと言う声を今聞きます。そんな国に誰がしたん？って思います。

年金だけで生活できるように年金制度があるんちゃうんか。

問題が発覚した時、国はその都度制度設計を見直して、集金額を増やすとか、集金期間の延長をするとか、当然、あるべき姿だと思います。

しかし、これは、政治がまともに進められていて、本当にそうだな、集金額が上がるのも仕方ないなとか、集金期間が延長されても仕方ないなって思える時なら、納得もできるのです。

けど、年金制度を大きく見直して欲しいのは、若い世代が年寄り世代を支えなければならないという、いかにも相互扶助的な洗脳です。

年金制度において、私も、現役時代は、年寄りのためにと思って払わされていたのですが、それよりも感覚的には、将来貰えるんだからと思って払わされていました。

つまり、自分の年金は自分で貯めると言う感覚にして欲しいのです。国が強制的に集めるのは、将来のあなたのためだよ。そうして欲しいのです。

いい加減な嘘つきな政治家や官僚のためにイライラするのはもううんざりです。

年金制度は個人のもので個人のためにあると明言して欲しいです。

余談な事ですが、今、いかにも年金は20歳から払うのが当たり前と思わされていますが、私の20歳の頃には、年金を払ってなんかいませんでした。そう言う制度では無かったのです。就職してから、年金分が給料から引かれるようになりました。それが、現在、未納分として記載されている事も不満です。私が20歳の頃はそんな制度ではなかったではないですか〜と言いたいです。おかしな話です。これも政治の嘘です。

年金制度が将来破綻しそうだから65歳まで延期しようかと言う話が出ています。

馬鹿じゃないの？って思います。これもザイム真理教の教義でそうなっているのでしょう。少子高齢化で財源が足りなくなるって、表向きの嘘に違いありません。集めたお金をどこに回すつもりなのでしょうか。

今こそ、年金制度は個人の年金のためと言う制度に言い改めて、若い世代が年寄り世代を支えるなんて言う制度を改めて欲しいです。そうすれば、将来の財源がどうのこうので徴収期間を延長しないといけないなんて事は無くなると思います。

将来90歳まで生きると想定して、65歳まで働くと想定して、無収入となる25年間少しだけ贅沢して生きるのに困らない金額を算出して、20歳から65歳まで毎月均等割して年金徴収額を算出して欲しいと、切に希望します。

そして、想定が狂ったら、国債で賄って欲しいです。

年金制度について考える