大阪府においては中学校の給食をやっている学校は、とても少ないのが現実なんですよね。


 戦後の復興時に給食室か教室かということで、1人でも多くの生徒を受け入れるを選択したのか、小学校には給食がある自治体でも、中学校では給食が無いというのは大阪では珍しくありません。


 データーがUPされているのが、2008年(平成20年)5月なんですが、


 小学校 1,022校中 1,021校が給食を実施 99.9%

 というか、実施していない学校は1校だけだけど、どこなんでしょ??

 中学校 465校中 36校 7.7%


(1) 設置中学校全校で完全給食を実施している市町〔5市3町、33校〕
    和泉市(10校)、 門真市(7校)、 四條畷市(4校)、交野市(4校)、
   大阪狭山市(3校)、 熊取町(3校)、 田尻町(1校)、 岬町(1校)
(2) 一部の設置中学校で完全給食を実施している市〔3市、3校〕
富田林市(1校/8校)、 松原市(1校/7校)、箕面市(1校/7校)

   といううちわけなんだそうです。


 単独調理場方式……いわゆる給食室がある学校ですね。

 〔24校:直営13校、民間委託11校〕
  富田林市(1校)、 和泉市(10校)、 箕面市(1校)、 門真市(7校)、
熊取町(3校)、 田尻町(1校)、 岬町(1校)


 共同調理場方式……お昼前に給食センターから運び込む方式

 〔12校:直営7校、民間委託5校〕
  松原市(1校)、 四條畷市(4校)、交野市(4校)、 大阪狭山市(3校)

 富田林市、門真市、熊取町、松原市、四條畷市は、調理業務に関して民間委託している自治体なんだそうです。上の数字からどこの市町が直営で、どこの市町が民間委託されているかはわかるかと思います。


 さて私の住む大東市ですが、中学校では給食はありません。大阪市がスクールランチということで、学校でお弁当の注文を受けて販売……給食であっても最終的には給食費払いますものね……では済まないんですけど。


 昨年10月5日から11月30日まで、大東市内の西部4校で試行実施されたんですが、今頃になって数値が出てくるということは、報告書にまとめるのに時間がかかったようですね。大東市ではデリバリーランチなんだそうですけど。


 住道中学校(589人) 総注文数458食 平均喫食率2.50%

 谷川中学校(479人) 総注文数171食 平均喫食率1.04%

 南郷中学校(520人) 総注文数177食 平均喫食率1.09%

 諸福中学校(301人) 総注文数222食 平均喫食率2.23%

 4校合わせて    総注文数1,028食 平均喫食率1.69%

 ハッキリ言って商売になっているのか……疑問!?

 学校給食採用となれば、給食会社には箔がつくらしいんですけどね。

 官公庁食堂もかなり箔がついたらしいんですけどね。


 生徒総数のうち88%からアンケートを回収して、そのうち78%が一度も
デリバリーランチを食べていないわけで、1回だけの生徒が11%、複数回が11%なんだそうで、低調といえば低調なんですわね。

 デリバリーランチを利用と思わない生徒は58%。もっとも80%が家から弁当をもってくるからなんだそうです。

 値段は変わらないのに、コンビニ弁当に軍配が上がるとも言われ、業者もモチベーション上がるのか疑問だったりします。


 もっとも、いわゆる早弁ができそうにないですが(笑)。


 ただ、完全中学校給食になりえていないのに、やたら「中学校給食実施」を強調する市会議員がいるんですよね。どうせなら完全中学校給食実施にすればいいんですが、どうみてもアリバイ行為にしか見えませんけどね。


 と言っている市議会議員はmixiではマイミクさんですけどね。