シンガポールへの旅行者、カジノ効果で記録更新続く
2010年 06月 29日
[シンガポール 28日 ロイター] シンガポール政府観光局が28日発表した5月に同国を訪れた外国人旅行者数は、前年同月比30.3%増の94万6000人となった。5月としては過去最高となり、単月の外国人旅行者数は昨年12月から6カ月連続での記録更新となった。
シンガポールでは今年に入り、マレーシアのゲンティン(GENT.KL: 株価, 企業情報, レポート)と米ラスベガス・サンズ(LVS.N: 株価, 企業情報, レポート)が大型カジノを相次いで開業。これがインドネシアやマレーシア、インドなど周辺の国・地域からの観光客の呼び水になっており、特に香港からの旅行者は5月に前年同月比48.8%増の大幅な伸びを記録した。
シンガポール政府観光局によると、国内のホテルの客室稼働率も5月は平均85%と、前年同月比で17.1%ポイント上昇した。
【2月15日 AFP】シンガポール初の合法カジノが14日、セントーサ(Sentosa)島の総合リゾート施設「リゾート・ワールド・セントーサ(Resorts World Sentosa)」内にオープンした。
春節(旧正月、Lunar New Year)にあたるこの日、広東語で繁栄を意味する言葉と同じ発音の午前0時18分にカジノの扉が開かれ、第1番目の客となったシンガポール女性に続いて約200人がカジノ内に入った。
このカジノがあるリゾート施設では、44億ドル(約4000億円)をかけて完成した東南アジア初の米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ(Universal Studios)」もあり、14日から1週間の限定内覧会が開かれている。
このほか、シンガポールで4月に完成予定の米資本のラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)による総合リゾート施設「マリーナ・ベイ・サンズ(Marina Bay Sands)」でも、同国第2号となるカジノの開業が決まっている。
シンガポール政府は、合法カジノの開業で目標とする年間1700万人の観光客誘致を達成し、同国経済における製造業の比率を減らして2015年までにサービス産業を210億ドル(約1兆9000億円)規模に拡大することを見込んでいる。
その一方で、シンガポール伝統の家族を重んじる価値観が崩壊するといった声や、マネーローンダリング(資金洗浄)の舞台となりかねないなどカジノの開業を危惧(きぐ)する声もある。「安全弁」として、シンガポール人のカジノ入場料は100シンガポール・ドル(約6400円)に設定されている。(c)AFP
官僚・公務員国家、借金大国、
問題を先送りにする何もしない国、
日本との差が、
大きく出た、瞬間ですかね・・・