映画・墨攻を観てきました。 | 東京リーシングと土地活用戦記

東京リーシングと土地活用戦記

ニーチェ・ツァラトゥストラの言葉「神は死んだ、神なんかもう信じるな」「強い風が吹く所に一人で立て!そこは非常に厳しいけれど、人間自分自身が主人公だ!風を受けて孤独になれ!」「真理などない。あるのは解釈だけ」いいねー。スバム読者申請コメント削除します。

今から、2350年前、紀元前350年の昔の中国の戦国時代、兼愛・反戦を説き墨子が築いた墨家であるが、三代目巨子・田襄子の代となり徐々にその体質を変え腐敗し、権力と結びつく道をとろうとしていた。 そんな中、祖の意志を貫こうとする墨者の革離は、趙軍に攻められている燕国の梁城城主・梁溪からの依頼により、田巨子の命に背き単身梁城に乗り込み、趙の大軍を相手に梁城を守ることとなる。墨家の協力が得られないまま、革離はたった一人で梁城の民をまとめあげ、巷淹中将軍率いる趙軍を相手に奮戦する。主人公の墨者革離(かくり)は腐敗した墨家教団の命に逆らい、単身で梁城の防衛に赴く。墨家内では戦闘部門にあってトップクラスの実力を誇る。様々な戦闘方法に精通し、自ら槍の穂先の鋳造なども行った。10万人の趙軍に対し、墨者の革離の梁城戦では4500の民を部隊分けして統率する指揮力や、趙軍の穴攻に対する地聴という戦法、巷淹中との模擬戦での勝利など、戦闘におけるスペシャリストであることが随所に窺えます。信義・勇気・智慧・仁愛などその頃の中国思想が良く表現されていると思います。