リフレーミングやサブモダリティチェンジが良く使われる技術ですね。
自分にとって好ましくないプログラムを、好ましいプログラムに変えていくのがNLPです。
プログラムというのは、信念、価値観、ビリーフ、条件付け等です。
刺激→反応モデルですね。

ある出来事(刺激)が起き、それに自分自身の解釈が加わって、意識することなく一定の結果(反応)を創り出します。
さて、今回は別の方法をひとつ。。。
これもよく言われていることなので、ご存知の方も多いかと思います。
「感情を味わい尽くす」というものです。
こちらはプログラムを書き換えるというより、プログラムそのものを消滅させてしまうものです。
様々なセラピー系のワークでも、この方法はとられていると思います。
ただ、そこにある感情を味わい尽くすだけです。
すると、やがてその感情から解放されていきます。
こうしたワークをする際の注意点があります。
それは「感情のど真ん中に飛び込む」のではないということです。
感情のど真ん中に飛び込むこと、それは「大海の中にあって水は無いと言うに等しい」と同じことです。
又は、「金魚鉢にいる金魚が、そこを世界の全てだと思うに等しい」と同じことです。
なんとなく、いいたいことが伝わっているでしょうか?
「感情のど真ん中に飛び込む」のではなく、「感情と関係性を持つ」のです。
「感情と関係性を持つ」とは、「あなたから発生した感情に寄り添うこと」です。
あなたの感情の傍らで、そっとあなたの感情の目撃者になる。
その時、あなたの感情は客体となり、それを見ている目撃者となったあなたは主体となります。
脱自己同一化です。
例えば、「私はイライラしている」ではなく、「私の一部がイライラしている」と変わるのです。
このような考察のもとワークをすると安心です。