ストラテジー(戦略)に関して、今日も考察を深めていきましょう。
私たちは、無意識的に特定の思考パターンを使って、特定の結果を生み出しています。
つまり、知っている、知っていないは別にして、常にある戦略を持って私たちは動いているわけです。
朝起きる時も、歯を磨く時も、トイレに行く時も、会社に行く時も、ストラテジーを使っています。
VAKがどんな順番、配列で内部処理されているのかを詳しく分析することにより、どんなストラテジーかを知ることができます。
私たちは、五感を通してこの世界を認識しています。
五感とは、視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、触覚(Kinesthetic)、嗅覚(Olfactory)、味覚(Gustatory)ですね。
NLPでは、これらの頭文字をとって「VAKOG」と表記します。
そして嗅覚と味覚は触覚に含めて、「VAK」とシンプルに表記します。
「見る」「聞く」「感じる」を使って現実世界の認識を試みながら、その主観的世界に生きています。
VAKを使って現実を体験し、独自の認識による主観的世界を築いているわけですね。
VAKの様な知覚システムを使って入力された情報は、主に二つのアクセスを使います。
外的体験(external)と内的体験(internal)です。
これも頭文字を使って、「e]、「i」で表記します。
実際に世界を体験している「Ve、Ae、Ke」、そして想像やイメージ、頭の中で世界を体験している「Vi、Ai、Ki」というように表記できます。
(NLPでは、人が世界を体験する状態を体系化した「4タップル」があります。こちらについては、またいずれかの機会に。。。)
「Ve、Ae、Ke、Vi、Ai、Ki」を使えば、複雑に見えるこの世界を生きる私たちのストラテジーもシンプルに表すことが可能です。
もう少し詳しく私たちから表出される情報を記号で表すと次のようになります。
V=視覚的
A=聴覚的
K=身体感覚的(感情)
O=嗅覚的
G=味覚的
e=外部的(External)
i=内部的(Internal)
t=音調(Tonal)(At)
d=デジタル
c=作り出された(想像)
r=思い出された(記憶)
これを使うと、ほぼ全てのことを記号化することが可能です。
面白いですよね。私たちの外的行動、内部処理が全て記号化できるなんて。
次回も、引き続きストラテジーで考察していきましょう。