優位感覚別の特徴を考察しています。
今回は「聴覚優位」(Auditory)です。
聴覚と言うからには、まずは「音」ですね。
これは音楽や音声といった「音」だけではなく、「言葉」も関係します。
例えば、本を読む時も頭の中で言葉を使って情報を処理しています。
内的世界で、実際に言葉をしゃべりながら聴覚を使って、情報を処理しているんですね。
このような情報処理をしているので、論理的で、分析力があります。
筋道のたった情報、矛盾の無い情報を好みます。
独り言のようにボソボソものを言う場合や自問自答する場合があります。
呼吸は特別早くもなく、遅くもありません。
胸元あたりで、深すぎず、浅すぎずの呼吸をしています。
視線は水平方向で動かします。
聴覚優位の叙述語は、やはり音に関するものが多くなります。
(例)
聞く 言う 話す 教える 相談する 歌う 調子を変える
表明する 記述 説明する 騒ぐ 叫ぶ 口に出す
ささやく 静かな 反響する ハミングする 聞こえる
音楽 詠唱する 声 音 テンポ 同調する
のどを鳴らす 鳴る 賞賛する 音量 和音
指揮をとる こだまする 調べ 調和
調べる 熟知している