ラポールについての6回目でです。
まだ、お読みでない方は、ラポールその1、その2、その3、その4、その5をお読みいただけるとラポールの本質がわかります。
さて、私のラポールについての考え方は、NLPラーニングの山崎啓支さんに同意しています。
今回は、そんな山崎さんの言葉を掲載していきます。
「あなたは、仮面をつけたセールスマンから何かを買いたいんですか!」
最近は心理手法を使っての販売術セミナーなども多くあります。
なので、やたらペーシングしてきたり、バックトラッキングをしてきたり、Yesセットを使ったりと。。。
正直飽き飽きするような販売員やセールスマンに出会ってしまうことがあります。
ずーっとお伝えしてきたように、テクニックを生かすも殺すも、その人の在り方次第です。
私も人との関わりのある仕事をしているので、上記の言葉は心にとめています。
さて次は、ラポールを構築する為にペーシングをおこなう際、
自分自身の人としての在り方に焦点を置くことを伝えた山崎さんの言葉になります。
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ラポールはテクニックではなく人の存在そのものです。
あなたがいかなる存在であったとしても、あなたの全てを承認できる私であればラポールはできます。
どうすればそういった人間になれるかが実際は大切なんです。
テクニックで外見的に呼吸を合わせても、形を合わせたとしても、価値観を合わせたとしても
もし内心であなたの事を軽蔑していたとしたら、あなたはなぜか私を信用できないし、抵抗をするでしょう。
安全安心を満たせばラポールはできます。
私自身が安全安心な存在、歩く安全地帯だったとしたら、もうペーシングする必要はなくなるんです。
ペーシングなんてしなくてもラポールはできるんです。
本質を学んだとしたらテクニックも使えるようになります。
しかしテクニックをテクニックで学ぶと、とても操作的になります。
人は何故操作をしたがるのか、コントロールしたがるのか。
それは安全でいたいから。あなたは他人から操作をされたいのでしょうか?
それが分かれば自ずと自分がすることがわかるのではないでしょうか。
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この中で出てきた『歩く安全地帯』という言葉、これは今も私の中でのラポールを築く上での忘れることのできない言葉になっています。
ラポールについて6回に渡って書いてきました。
テクニック的なところは、書籍やネットでいくらでも拾えます。
しかし、それだけではどうしても片手落ちになってしまいます。
「テクニック+在り方」ということを少しでもご理解頂ければ幸いです。