(関連記事:タイムライン スルータイム&インタイム)
時間の中にいます。その時、その時で、時間を単発として捉えています。
インタイムの人は、自分自身の目で記憶を見ています。
ですから、特定の記憶とは繋がりやすい状態なわけです。
一方、スルータイムの人は、ディソシエイトの傾向があります。
タイムラインを外から見ています。全体を俯瞰していて、時間に連続性があります。
ディソシエイトしているので、記憶の外側から自分を見ていますので、そこには自分の姿があります。
この場合、臨場感という点では低くなり、特定の記憶とは繋がりにくくなっています。
例えば、「一番楽しかったことを思い出してください」
このような質問をして、すぐに思い出すことが出来るのがインタイムの人です。
アソシエイトするので、直接その記憶の場所までいけてしまいます。
過去でも、未来でも、「今、ここ」を体験するのが上手です。
一方、スルータイムの人は上記の質問に答えるのには苦戦します。
これはタイムラインにおいて、記憶の仕方が階層構造になっていることが影響しています。
パソコンなどのフォルダと同じような考え方です。

「楽しい記憶」と言うフォルダの中に、いくつもの「楽しい記憶」が階層的に入っています。
いくつもの箱を開けていかないと、特定の記憶にはたどりつけません。
これがスルータイムの人の記憶の構造の特徴であります。
インタイム、スルータイムどちらが良くて、どちらが悪いというものではありません。
そして、このようなタイムラインの捉え方があることを知ると、選ぶことも可能になります。
実際のタイムラインを使ったワークなどでは、基本的にはインタイムでタイムラインを進みます。
そして、時にはタイムラインの外側に立ったりして、スルータイムの状態を体験することもあります。