進歩・発展を考える時、あるいは体験している時、
私はらせん階段を思い出す。
ふと気付くと元の場所に戻っていることがある。
でも、以前とは感覚は違うのだ。
らせん階段のように、一回りして、同じ景色が見えるのだが、
少しだけ高い位置から見えるようになっている。
不思議な感じである。
そんな、私の気持ちを代弁するかのような言葉がある。
T.S.エリオットの言葉より
我々は探究をやめてはならない。
そして、我々の全ての現実の最後は、初めに居た場所に戻ることであり、
その場所を初めて知ることである。
私、遠い昔にエリオットの「荒地」という散文詩を読みふけっていたことがあるが、
こんな言葉を残していたなんて知らなかった。
深い言葉です。