ヒロイック・サーガはまるで桜 | のぶはら酩酊無宿

のぶはら酩酊無宿

ゆるく飄々と天衣無縫。


公園のベンチはみんなのものであり、つまり誰のものでもない

梶井基次郎『檸檬』の中に、そんなような文があったかと記憶している。




そうだうれしいんだ
生きるよろこび
たとえ胸の傷がいたんでも

なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ!

今を生きることで
熱いこころ燃える
だから君はいくんだ ほほえんで

そうだうれしいんだ
生きるよろこび
たとえ胸の傷がいたんでも
ああアンパンマン やさしい君は
いけ! みんなの夢まもるため

なにが君のしあわせ
なにをしてよろこぶ
わからないままおわる そんなのはいやだ!

忘れないで夢を
こぼさないで涙
だから君はとぶんだ どこまでも

そうだおそれないで
みんなのために
愛と勇気だけがともだちさ
ああアンパンマン やさしい君は
いけ! みんなの夢まもるため

時ははやくすぎる
光る星は消える
だから君はいくんだ ほほえんで

そうだうれしいんだ
生きるよろこび
たとえどんな敵があいてでも
ああアンパンマン やさしい君は
いけ! みんなの夢まもるため


作詞:やなせたかし  作曲:三木たかし




皆を好きだということは、誰も好きではないということであり、
皆を助けるということは、誰も助けられないということであり、
他人のために生きる故に無私であることが、つまり自分である。




愛と勇気だけが友だちの、優しい君は
とても美しく悲しいヒーローさ。