北海道新幹線で行こう!「函館」の魅力を再発見
年間450万人が訪れる日本有数の観光地
3月26日に北海道新幹線が開通して以来、いま日本中が注目する観光地のひとつが北海道の函館市。新幹線の終着駅となる新函館北斗駅からは、「はこだてライナー」なら最速15分で市内に到着します。更に身近になった函館の観光ポイントを紹介しましょう。新たな魅力が見つかるかもしれませんよ。
異国情緒ただよう「上下和洋折衷住宅」
開港とともに栄えた西部地区の町並みに、よく見ると2階だけが洋風で、1階は和風の建物があります。明治に入り、函館はロシアのウラジオストクの町並みを参考に都市計画をはじめました。坂の下から街を見上げると重なり合った建物の2階部分しか見えません。そこで2階部分だけに洋風建築をとり入れた「上下和洋折衷住宅」が広まったといわれています。
人気スポット「旧函館区公会堂」が楽しめる元町末広町エリア
函館は幕末期から開港場として発展してきました。特に交易、文化の中心として栄えた元町末広町一帯には、明治から昭和初期にかけて建てられた洋風の建造物や和洋折衷の町屋が現在も数多く残されています。元町末広町の町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。(この動画は、1998年に取材したものです。)
鮮度バツグン!函館のソウルフード「イカ刺し」
山と海に囲まれた函館は、日本屈指の美しい夜景が見られる町のひとつ。夏には、夜から朝方にかけて、暗い海の上で光るイカ漁の「いさり火」を見ることができます。そう、函館はイカの町としても有名なんです。
函館のイカを存分に楽しむなら、まずは「イカ刺し」で食べるのがおすすめ。早朝に函館で水揚げされたイカは、冷凍されることなく生きたまま近くの飲食店へ運ばれます。新鮮なイカの身は透明で、コリコリとした歯ごたえが特徴。旬の季節になれば、朝から山盛りのイカ刺しを食べる家庭も多いそうです。
早起きして行きたくなる「函館自由市場」
函館駅から徒歩10分の場所にあるのは、たくさんの新鮮な魚が並ぶ「函館自由市場」。とにかく魚の種類が多く、地元の料理人なども訪れるプロ御用達の市場として知られています。北海道の郷土料理に欠かせないゴッコ(ホテイウオ)など、ここでしかお目にかかれない貴重な魚も売られています。
市場のなかは鮮魚店だけでなくフードコートもあり、絶品の海鮮料理をリーズナブルな価格で楽しむことができます。毎月8日と18日は「自由市場の日」として、全店舗が特売日になるそうなので、早起きが得意な人はぜひ足を運んでみてくださいね。
主な撮影地
北海道函館市