昨日、講座「バロック舞曲演奏・指導のコツin 神戸」第4回"パッサカリアとアルマンド"が終わりました。

春の嵐(?)のせいでしょうか。
いつもより少し人数は少なかったですが、
激しい風と雨の中来て下さり、
熱心に受講してくださいました。

この講座の特徴は、
ピアノ指導者やピアニストにも
バロック奏法やバロック舞曲の歴史を知ってもらうことと、
ステップ体験をしてもらってバロックのリズムを体感してもらう、
という2本立てです。

意外にこのような講座は少ないそうです。

毎回、異なるテーマを決めて
シリーズで続けています。

単発講座なので、どなたでも(ダンスをしたことがない人でも)受講可能です。


この講座でいつも感じることは、
バロック舞曲をバロック的に演奏することが日本でいかに知られていないか!!
(私も含めて)

一緒に講座を担当している川井さんが
長年の研究・勉強をもとに、
バロックのアーティキュレーションを
わかりやすく説明して下さるので、私もとても勉強になります。

私自身も、
長年使用してきた楽譜のアーティキュレーションが、
バロック的でなかったという事に気づかされ、
それを知らずに使っていた自分にショックでした。

もちろん、古楽器奏者の方々に比べたら、私の知ってる事はまだまだ微々たるものですが、

でも!

知ってるのと知らないのはこんなに違うのか、と毎回驚きがあります。


20世紀に校訂出版されたバロックの楽譜には「演奏しやすいように」とスラーやスタッカート、テンポ表示などが加えられていますが、
その頃はバロック奏法の研究が現在のように進んでいなかったので、
バロック音楽を演奏するのに適さない指示が書かれていることが、多いのだそうです。

このように何がバロック的かを知っていると
楽譜を選ぶ時の目安になりますし、
原典版を使ってレッスンをすることも可能になります。


「ピアノは現代の楽器でバロック奏法は関係ないので、そのような知識は必要ない」とおっしゃる方もおられますが、
「知っていること」「感じること」が大切だと思います。

正しい奏法と固有のリズムを知ることは、

バッハやヘンデルが思い描いていたアーティキュレーションやテンポを想像しながら

バロック舞曲を弾くことに繋がります。

それはチェンバロだとかピアノだとか、楽器に関係なく、必要なような気がします。

素敵な演奏をしたいですね。


次回は7月11日(火)10:00〜11:30

テーマは「ラ・フォリア&パスピエ」です。

興味のある方は、予定をあけておいて下さいね😊!!