BJ CLASSIC COLLECTIONの「CRAFTSMAN EDITION SHINBARI」は、福井・鯖江のごく少数の職人だけが継承している「芯張り」という技法を前面に押し出したシリーズです。テンプルの生地を縦に割り、その間に彫金入りのメタル芯を挟み、熱と圧力で再び一体に戻すという、手間も技術も要する昔ながらの製法をあえて復活させています。
量産効率を優先する現代ではほとんど姿を消した技法ですが、BJクラシックは創業20周年の節目に「本当に残すべき職人仕事」としてこのSHINBARIシリーズを打ち出しました。芯金にはアメリカンヴィンテージをベースにした精密な彫刻が施され、外側クリアのテンプルからその文様がくっきり浮かび上がるのが、このラインの最大の見せ場です。
CRAFTSMAN EDITION SHINBARI
SH-CE503A MP C-1-1Tは、そのSHINBARIを「クラフトマンエディション」としてさらに作り込み、ブリッジやパッドまわりにメタルパーツを組み合わせたコンビネーション仕様の一本です。C-1-1Tはブラック×ゴールドをベースに、テンプル外側をクリアにすることで、芯張りの彫金を最大限に見せるカラー設計になっています。
サイズは51□21-148で、クラシック寄りの程よい大きさ。顔なじみの良いウェリントン寄りのシェイプに、セルロイドの程よいコシと艶感、そこにゴールドパーツが加わることで、「仕事にも使えるけれど、近くで見るとかなりマニアック」という、大人向けのバランスに仕上がっています。
BJ CLASSIC COLLECTIONの「CRAFTSMAN EDITION SHINBARI」、品番SH-CE503A MP C-1-1Tは、いま日本で最も“職人仕事を感じられる”眼鏡の一つだと思います。芯張り専門の工場でしかできない伝統技法を使い、テンプル内部の芯金にまで彫金を施し、それを外側クリアの生地越しにくっきりと浮かび上がらせたシリーズです。
芯張りとは、テンプルを縦に割り、その間に模様入りの金属芯を挟み、熱と圧力で再び一体化させるという、今ではほとんど失われつつある製法です。生産効率だけを考えれば真っ先に削られてしまう工程ですが、BJクラシックはあえてその“面倒さ”に投資し、一本一本に表情の違いが出る不均一の美しさを大切にしています。角がやや立った個体もあれば、丸みが強く出た個体もあり、同じSH-CE503Aでも“顔つき”が少しずつ違うのが面白いところです。
SH-CE503A MPは、その芯張りにメタルブリッジとメタルパッドアームを組み合わせたコンビフレームで、サイズは51□21-148。クラシックなスクエア寄りシェイプをベースにしながら、ブラックのセルロイドとゴールドパーツのコントラストで、ビジネスでも浮かない上質感を出しています。C-1-1Tはテンプル外側がクリアになっているため、横顔から見たときに芯金の彫金がしっかり主張してくれるのがポイントです。机の上に置いてあるだけでも“通好み”な雰囲気を放ってくれます。
一本一本、職人が手で削り込むことで、角の立ち方や丸みが微妙に異なり、同じ型番でも表情が少しずつ違うのもSHINBARIの魅力です。「工業製品としての眼鏡」ではなく「作品としての眼鏡」を前提にしたシリーズと言えるので、量産モデルとは所有欲の満たされ方がまったく違います。
値段も決して安くはありませんが、鯖江の職人が手作業で削り込み、芯張り専門職人が一本ずつ仕上げたフレームと考えると、むしろ“作品を買う”感覚に近いと思います。大量生産のプラスチックフレームにはない艶感やコシ、経年変化していくセルロイドの風合いも含めて、長く付き合うほど良さが増していくタイプの眼鏡です。眼鏡を単なる視力矯正の道具ではなく、クラフトとして楽しみたい人にこそ掛けてほしい一本です。





