今日は母のことではなく、私のことを。

 

この頃はやっている四毒抜き。

私は本格的には昨年の夏から取り組んでいるが、それまでにも5年くらいかけて徐々に減らしてはおりました。

 

中学くらいから徐々にコンビニで買い物をするようになり、一人暮らしを始めると、四毒の食事が楽で美味しいのでいつの間にか忙しいを理由に30代はほぼジャンキーな食事の毎日。仕事が遅くなった時のセブンイレブンの焼きそばが美味しかったなあ。

 

私が子供の頃は、母が比較的基本的な和食を作るタイプで、煮物や魚が多く、

子供が喜びそうな揚げ物が夕食に出た覚えはなく、お弁当は茶色系で地味、今ならもちろんこちらがありがたいのだけど、

その頃はタコさんウインナーや冷凍食品のハンバーグやお惣菜のカラフルなお弁当に憧れている子供だった。

 

思えば中学生くらいでしょうか、友達のうちに泊まった時に、朝ごはんにメロンパンをもらった。

神戸屋の袋入りのメロンパン。ふわっとして小麦とイーストの香りがなんとも言えなかった。中毒の始まりでした(笑)

 

小、中、高とダンスに夢中で、休日は長時間かなり厳しいお稽古に行っていた。

その帰りは身体は疲れ果てて、気疲れのストレスもあり、コンビニに寄って、メロンパンなどの菓子パンとポテトチップスなどのスナック菓子、チョコレートを数種類買って帰り、一気に食べるのが楽しみという。。多い時は週一くらいでそんなことしていたような。。

 

いちおう体に悪いことをしているという自覚はあって、ずっと私は糖尿病なんじゃないか?とずっと疑っていたくらいだ。

だけど社会人になってからの健康診断では特に悪いところもなく、自分は健康なんだと、少しくらい変なものを食べても体がなんとかしてくれるんだーと、欲にまみれた勘違いをしてしまった。

 

そんなわけで、特に甘いものが多く、四毒とともに過ごしながら40過ぎて不調が色々と現れ始める。


 

あるとき婦人科の病院で、おりものが汚れていて多いのである錠剤を1週間毎日膣に入れるように渡され、病院から帰ったその日は入れてみたのだけど、どうしても薬を入れることに違和感があり、初日以外使わなかった。

その代わり、菓子パンとお菓子を1週間ぱったりとやめてみた。

ただどうしても甘いものが欲しくなった時だけ(中毒なので)フジッコのおまめさんのきんときや白花豆をつまんで過ごす。豆を砂糖で煮たシンプルなもの。

 

いわば一人実験をしてみた。

 

1週間後、病院に行くと、先生は「おりものきれいになってますね〜薬が効いてますね。」とニコニコしながら言ってくれた。

 

さすがに先生に向かって薬は1日しか使ってないとは言えず、我ながらの実験結果に心の中でガッツポーズ。

 

このことで、食事はかなり影響している、と確信した。

 

 

そんなこともあって、ネットで色々調べて、砂糖やグルテン、カゼインの害を知り、少しずつ抜き始めた。

ある程度体は応えてくれいくつかの不調と病気も深刻になるまでに食い止めたり、症状を抑えた状態で付き合うような感じで落ち着いてきた。

だけど、全くゼロになったわけではなく、同じ悩みは続いたまま。

 

というのも、よくないと思うものは減らしていたのだけど、やはり中毒は消えておらず

週に一回、とかたまになら良いかな、とかが重なって結構食べていたのだ。

 

私が特にハマったのはホットケーキ。

小麦粉も砂糖も使わずに、米粉と甘酒で作ったり、なんとかしてでも食べたかった。

でもバターやメープルシロップは自分の中ではオッケーだったり。

 

これが中毒。

 

そんな時、友人の病気の悩みをなんとかできないかなと検索していて見つけた四毒抜き提唱の動画に衝撃を受けた。

 

吉野先生いわく

甘いものはそんなに食べてませんよ、という人はかなり食べてる。と断言されていた。

絶対食べません、と言い切っていないところがポイント。

 

食べないように気をつけているが、もらったお菓子はカウントしない、外食はカウントしない。

ズバッとやめられないからいつも頭の中で甘いもののことを考え、我慢していて苦しんでいる。

 

全く私のことやん。

たまーに自分で作る米粉のパンケーキのことをいつも頭の片隅で楽しみにしているワタシ。

ということは食べている時以外は少なからず苦しんでいる。

インスタのおすすめにもおやつやパンのレシピばかり出てくるが食べたらダメだという苦しみ。

 

 

50代になって、やっと目が覚めた気分でした。

初めは確かにちょっと辛い気もしたけど、長い間減らしてはいたので、1ヶ月くらいで欲しなくなっていった。

 

そして、今改めて思うと、あの袋入りの菓子パンはどう考えても心から美味しいと思っていなかった。

初めて食べたメロンパンの印象と、

甘ければしあわせだ、という反射のようなもので満足感が起きていたようなきがしている。

 

まあ、そういうジャンキーなお菓子やパンは明らかにいらなくなったけど、

個人で丁寧に素材を厳選してちゃんと作られているお菓子やパンはまだ今でも美味しく感じると思う。

だけど確実に食べようという気は薄れている。

 

この中毒から解放された体験が、ワタシに満足感をくれる。

 

四毒抜きは必要ないと批判されている人も多いが

そういう人は、特に中毒になっておらず、自制心があり、食事の取り方に問題がない人なのでは、と思ったりする。

 

なんでも人はみんな同じではない。

 

だけど、やはり、今を生きる人間はみんな、少なくとも食べ物の欲に侵されているとも思う

そう思うのも、例えば植物油の情報がかわり過ぎていること。

 

私もオリーブオイルやココナツオイル、バターなど必要と信じていたが、

よしりんの動画で子供の頃のテレビコマーシャル「ラーマ奥様インタビュー」のことを話されていて、なるほどと思い直した。

 

昔はバターよりマーガリンの方が体に良いと、みんな信じていたのだ。

それが今はマーガリン(トランス脂肪酸)はよくない、危険というのは常識となっている。

 

コーン油から始まって、菜種油、キャノーラ油、亜麻仁油、、みたいな順番で体にいいのはコレ、と売り出している。

 

今やキャノーラ油は害ありとも言われ、コーン油などはリノール酸の摂り過ぎでだめだという人もいる。熱の通し方によって害になるという人もいる。

 

今、良いと言われ出したものも、いずれ害のあるものとされ、また新しく体に良いとされる油が出てくる、、、

 

こんなに油を取り始めているのは戦後からだそうだ。まだ戦後80年なのに、こんなに情報が変わるなんてひどいというしかない。

 

この歴史情報は本当かどうか、とも言えるが、まだ歴史の方がこの油情報の変遷に比べると信じられるのではないか。

 

 

みんな油は好きなので、なんとかして油は体に必要、という情報にすがりつきたい。。

と思えてしまうのだ。

まあ、摂り過ぎでなければ良いのでしょう。

と言っておけば良い、と。

 

人間如きに本当のことなんてわかるわけがないのだから。

 

 

すぐに毒、ではないけど、じわじわ毒になる。

中毒が問題。

 

これは知識がなければ防げない

なのに国は今のところこの毒の情報は出さない。守ってくれない。

 

国どころか、病院でも教えてくれない。

 

こういう疑問があって、少しずつ政治に興味が湧いてきた50代。

 

いま、やっと政治経済を理解できるようになりつつある。

 

まだまだ勉強あるのみです。