カウンセリング技術講師の高梨智士です。
何か悪いことが起こると
「なんで？」と言う人は多いですよね。
カップルがカフェで喧嘩しているのを
盗み聞きしていると
「なんで？」の多いこと多いこと。
で、「なんでか？」を話すと
「言い訳しないで！」って笑
結局、なんでか？が分かったところで
納得なんかしない。
あるいは「〇〇だから△△」と、
あらかじめ理由付けしてから本題を
言う人も少なくありません。
言い方は悪いけれど
言い訳のような。
「忘れ物をして取りに戻ったから
遅刻しました！」とか。
私これ、よく言います笑
人は因果関係を求める生き物。
理由づけしたくなるんですね。
その背景には
「ある事柄（結果）には
それをさせる理由（原因）がある」
と無意識に信じているわけです。
とても論理的な生き物。
この性質は世の中でとても
役に立っていますよね。
科学とか。
ですが、
ことパーソナルなことになると
この性質はあまり意味がない。
セッションでクライアントが
「〇〇だから△△」と言ってきた場合は
注意しておくといいですね。
〇〇という事実、あるいは思い込みに
△△という思い込みを「だから」という
理由でくっつけているのです。
例えば…
「お金がないからできない」とか
「親に良い育てられ方をしなかったから
自己肯定感が低い」とか
「誰にも愛されていないから
自信が持てない」とか
「田舎だから儲からない」とか
「あの人がダメだから
うまくいかない」とか。
で、こういった思い込みが
クライアントが望んでいる結果を
妨げている場合には、これらが
壊れるようにチャレンジするのです。
様々な方法があります。
ありすぎるくらいに。
例として
「誰にも愛されていないから
自信が持てない」
にチャレンジしましょう。
「誰にもって、
日本全国１億３０００万人に
私のこと愛してますか？って
聞いて回ったの？」
「愛されるって、あなたにとって
どういうこと？」
「自信って、あなたにとっては
どんな状態を指すの？」
「愛されれば自信を持てるの？」
「誰に愛されたいの？」
「何をするための自信が欲しいの？」
「愛されたいの？自信が欲しいの？」
…たくさんありますね。
まだまだありそうです。
質問で壊すのがポイントです。
クライアントは自分の答えに
責任を持ちますからね。
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