カウンセリング技術講師の高梨智士です。
あるエステサロンの店長さんから
とても素晴らしい話を聞きました。
その店長さんは片田舎の王道のような
土地でエステサロンをやっていて
こういう悩みを持っていたそうです。
田舎だから、若い人が来ない。
で、あるときに有名な経営コンサルに
相談しに行ったそうなんです。
「田舎でやってるもんで、
若い人が来ないんですよね」
そしたら、こんなことを言われたそうです。
「そういうデータがあるんですか？
田舎だと若い人が来ない、という
データが」
店長さん、一瞬キョトン。
そんなこと、考えたこともなかった。
ときに思い込みというのは恐ろしい。
思考を奪ってしまう。
さらに可能性を制限してしまう。
その一方で、
役に立つ思い込みもありますよね。
「あの不幸なことがあったから、
私は今も不幸なんだ」
という思い込みと、
「あの不幸なことがあったから、
私は今、幸せなんだ」
という思い込み、
どちらが役に立つでしょう？
ところで、
思い込みと事実の違い
ってなんでしょうか？
「子供はかわいいものだ」
これは思い込み？事実？
「あなたは今このブログを読んでいる」
これはどっち？
「田舎育ちの人は
都会にコンプレックスを持っている」
これは？
「高梨は坊主頭だ」
これは？
「坊主頭だということは
仏教に帰依しているということだ」
これは？
「あの人は宗教をやっているから
付き合いづらい」
これは？
さあ、思い込みと事実の違い、
お分かりになりましたでしょうか？
では答え。
思い込みは人によって違う。
つまり、それを言われたら
YESと答える人もいれば
NOと答える人もいる、
ということです。
一方、事実は絶対にYESしかない。
先の店長さんの例で言えば
「田舎だから若い人が来ない」
というのは店長さんの思い込みな
わけです。
なぜなら、田舎でも若い人が
来ているサロンはいくらでも
あるからです。
田舎だから若い人が来ないというのは、
事実に見えて事実ではない。
で、そのコンサルは店長さんの
思い込みを壊したわけですね。
「そういうデータがあるんですか？」
という質問で。
さらにこうも言ったそうです。
「田舎、都会に限らず、
儲かっているサロンと
そうでないサロンの違いは、
そのサロンでしか手に入らない価値を
提供できているかどうかなんですよ。
その価値がほしい人に、ね」
ほしい人に価値を提供すると
儲かる
という新しく、役に立つ思い込みを
入れたのです。
素晴らしい！
その後店長さんは
新しい価値の創造にいそしみ
エステサロンを再興しました。
で…
そのコンサルの影響かどうかは
分かりませんが、
今ではエステサロン専用の
経営コンサルタントをやっています。
ちなみに言うと…
その店長さんは
私の実姉・高梨有子です。
集客に関するブログをやっていますので
よかったら↓
http://ameblo.jp/salon-takasei/
カウンセラーの集客・経営にも
そっくりそのまま使える知恵ばかりですよ。
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