「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」という本 | 「カウンセリングろばみみ」のブログ

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「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」という本を

読んでみました。

 

「目の見えない人とアートを見にいく??…どうやって?」

と、本屋でタイトルを見て、即購入してみました。

タイトル通り「白鳥さん」は盲人です。

 

表紙にも小さく書いてありましたが、

白鳥さん、美術館へ行くと「何が見えるか教えてください」と

いう具合に、美術館に一緒に来た人と絵・現代アート・仏像などについて会話する。

で、見える人は(作者・友人)はとても楽しそうに白鳥さんに説明する。

 

でも、普通に考えると「伝わらない」ですよね?

誰かに、自分が見ている絵などを他の人に100%理解できるよう伝えるなんて、

(目が見えていても、見えなくても)ほぼ無理かと。

それは、目が見える人・見えない人関係ないと思う。

 

美術作品を見る事と直接関係ないですが、

普段から人間は、自分と他人の間に、いつでも「ずれ」を抱えている…

分かりますよね?

 

「赤くて丸いものは?」

 

ある人は、リンゴを思う。別の人は夕日を想像する。

 

夕日の写真は貼らない事にした(笑)

 

大事なのは、「違いを受け入れる事」かな、と。

白鳥さん(目の見えない人)と本の作者(目の見える人)が、互いの違いを

受け入れているから、美術館に行って、楽しむことができる。

 

「違いを受け入れられる」と人間は、「楽しくなれる」かな、と思う。

 

「違いを受け入れられない」と人間は…争ったり、差別したり…