ベニーグッドマンのレコードはあまり持っていなくて、今回たくさん出ていた中から盤質が良いものだけチョイスした。
 
 
この2枚は1937年と38年のラジオ放送音源をLP化したもの。音質的には全くダメだが、グッドマンの全盛期なのでレコード化されたのだろう。
 
左の盤はブルーノートLexingtonの初期盤みたいな、重いビニールでフラットディスク。右は普通の重さでグルーブガードあり。同じシリーズのVol.1とVol.2なので、恐らく左がオリジナルで右がセカンドだと思う。680円と480円。
 
 
この4枚はグッドマンの素晴らしいクラリネットが聴けるコンボ演奏を中心にピックアップされたLP。ただ、1930年代後半のSP音源をLP化したもので、音質がプアなのが残念。
800円~1500円。
 
左上の盤には日本コロンビアのシールが貼ってある。直輸入盤ということだろうか?
右上の盤は音質的にまとも。愛聴盤になりそうな気配がある。
下の2枚は、今の筆者にはちょっと楽しめないので、今しばらく温めておこうと思っている。
 
Eddie Condonのレコードを見つけると、西新宿のビンテージマインを思い出す。
 
1980年代の終わり頃が90年代初め頃だったか、300円程度の盤が大量に売り出されていたので、不思議に思って店主に尋ねたところ、今回の仕入れは大失敗だったので、投げ売っているとのこと。温厚な方なのにイラ立っておられて、プロが仕入れても騙されることがあるんだと、この業界の難しさを感じさせられた。
 
そのダンボール箱にはフュージョンに交じってColumbiaのEddie Condon盤が数枚。
「ラッキー!」と喜んだが、笑顔を見せるわけにもいかず、かしこまって買わせて頂いた。
その後、ビンテージマインでEddie Condonを見かけたことは一度もない。
 
 
Pee Wee Russellはディキシーの時代から演奏していたそうだが、レコードで活躍するようになったのはGeorge WeinのクラブStoryvilleで常連メンバーになったころから。
 
スイング感に溢れ、表現力が豊か。とくに小音量で吹くときはこの上なく美しく、最高のクラリネット奏者の一人だと思っている。
 
この2枚を選んだのは、盤質はもちろんだけど、ピアノがNat Pierceだから。ベイシー風のスイングが堪能できると思った。はたして、予想通りのベイシー風スイング。素晴らしい内容だ。
2枚とも500円という、悶絶する安値。
 
余談。この人のアダ名、「Pee」と「Wee」はいずれも幼児語でオシッコという意味。ご本人は当然分かっていただろうに、どうして使い続けたのかワケが分からない。Pee Weeというアダ名の人は他にもいて、Pee Wee ErwinとかPee Wee Craytonとか。侮辱のように聞こえるけど、どうなんだろう?
 
さすがにPooというアダ名のジャズメンは記憶にないが、果たしているのだろうか?
(Pooはウンチ。クマのプーさんはPoohです。発音は同じですけど、誤解なきよう)
 
Billy ButterfieldをGus Hoo(Guess Who?)として推測させた、茶目っ気あるレコード。ディキシーの名盤と言える優秀な内容と音質で、新品同様の盤質なのに、たった1500円。まったくDUさんはトラッドに辛い。逆に言えば、トラッドを買うならDUさんはコスパ最高だ。
 
 
今回入手した格安盤の中で最高の収穫はコレ。オリジナルはIconレーベルで、Jazzologyは再発だと判っているけど、10年以上探してきて初めて入手できた。オリジナルはebayで何回も見たことはあるが、送料を含めると4~5000円。DUさんで買えれば500円程度と分かっているので、ずっと待っている。それが再発とはいえ、たった280円。スバラシイ。