つづきです・・・




今日は少し。軍用として使われていた木綿についてのお話です。


木綿が民衆衣料として使われる以前は、軍需品として使われていました。


なんだか皮肉なものですね。

昔から軍用品として使われていたものが日常生活に役に立っていくものって結構あったりして・・・。


現代だったらカーナビとか・・・・電子レンジもって聞いたことがあります。



当時、兵衣や侍の衣服として着られていたもの以外に、旗や幟、陣幕などがあります。


合戦の時に欠かせない標識となるものに、色彩の鮮明さは必要でした。

敵味方の識別とか、指揮官の所在とか。

示威的効果とか。


前回でも書いたかと思うのですが、木綿以前に主流だった麻の染色は鮮明な色合いがでませんでした。

今なら化学染料でいろんな色が出ますが、当時は植物染料です。


そのてん。木綿はほしい色が鮮明にでたのです。



その他には火縄銃の火縄。


家康は死ぬまで火縄は木綿が良と言っていたそうですが・・・。


木綿以前の火縄は、竹を細かく削って撚りをかけたものを使っていたらしいのです。


「雨天には竹火縄消え易し、紺に染めたる木綿火縄消えず」

江戸中期の随筆で公家・武家の研究をした「安斎随筆」というものの中に書かれているようです。


おもしろいですよね。

紺に染めたる木綿。多分藍だったのではないかと思うのですが・・・・。


また船の帆にも使われていました。


流通手段として船が頻繁に使われるようになり、地方から都へのものの流れだけじゃなく、

地方間の物資の移動も活発になっていき、大量輸送に必要な大型船も普及もされるようになりました。


船の帆はワラか草で編んだムシロだったようです。


ワラは水に弱いし・・・綿は水に濡れると強くなる性質があります。


う~ん・・・やはり帆は綿でしょう・・・・。


木綿が民衆衣料として使われる以前のお話でした。





つづく・・・