強風なのでモールアートのアイテムで展示スタイル模索しております。

「コレ、ドーゾ」
3月って、年末年始みたいにいろいろとやることありますよねぇ
我が家は自分たち家族以外に、独居中のご老人方の確認がありまして、、、。
お一人は認知症の方でした。
昨年の夏頃から頻繁に迷子で警察官に保護されて、我が家だけではどうしようもなくなり、管理人さんとご近所さんも巻き込んで様子をみてきましたが、最近ようやく施設の入居が決まり受け入れ先へ引っ越されていきました。
もう、最後には毎日会っているのに私の顔すらよく覚えていなくて本当に、よくここまでお一人で生活されていたと関心したり、無事に怪我もなく施設へ送り出すことができて安堵したり
問題は、もう一人のお婆さん
口癖は「私は大金持ちのお嬢様育ち」「息子達は都会のエリート」
1度入院をきっかけに、寝た状態で診察室へ運んでくれるという事が分かってから毎晩「救急車を呼んだから荷物係について来て」と、、、これは流石に我が家だけでは手一杯になり、ご近所さん方々にもご協力を願いましたが半年持たずして全軒お手上げ
消防「お茶を飲んで、むせた位で呼ばれたら困ります!車を呼ぶ前にそちらで確認をしてください」
病院「眠れないからと救急で来られてもどうにもならないので昼間に外来で診察にしてください」
お婆さんから「荷物あるからついてきて!」としか言われないので、どんな内容で緊急車両を呼んでいるのか皆無でした。
毎回「私達は身内ではないんです。~で~という訳なんです。」を隊員の方やお医者さん、看護師さんに説明しておりました。
まあ、こんな関係が何年もありまして
ある日、ご近所さん達と管理人さんとこの事で話し合いになり
「いま自分たち親の介護で、明け方にお婆さんの面倒は見きれない!」
「家は最近おじいちゃんが認知症で夕方に出るのはキツいの~。困っちゃう!」
「夕飯時はねぇ、、、しょっちゅうだとちょっと、、、」
『え?!明け方や夕方??家はいつも夜中ですよ
時間帯で自分のお世話をしてくれる家を選んでいたお婆さん!なんか、スゴイ!!
なぜ救急車を呼ぶのか聞いてみたら
「自分の体に何かあったら怖いでしょ~。それに税金たくさん払ったんだから、もっと使ってあげないとダメよ!」
、、、もう、呆れたと言うか聞いた私がバカだった
いよいよ限界になり管理人さんが、お婆さんのご家族に話しをしてみると、この事実を知らなかった様子で驚いていたと、、、
あれから3年以上かけて今、ようやく訪問看護と福祉施設の訪問介護にお手伝いの方々を毎日朝晩3名以上の方々が常に自宅に居ることで落ち着きを取り戻しました。
が、今でも我が家ではお婆さんが入院する度に留守宅をチェックを頼まれて確認していますが、ご家族の方とは1度しか会ったことがありません
今でもお婆さんに何かあると 管理人さんを通して突然伝えてきます。
たまに『ひよこ』←という銘菓をもらいますが嫌いになりそうです。
これにはご近所さん達は怒りをぶちまけておりました。
お婆さんのご家族の誰一人として
「お世話になりました」「ありがとうございます」「すみません」等の挨拶が一言も無いんです
最近になって、お婆さんは寂しかったのかなぁ。と感じる事があります。
百歳近くて自宅にひとりで、何十年もご家族とも会うこともなく、どんな贅沢な暮らしをしてても心細くなるよね。
自分たちが年老いたら、どんな風に生活しているんだろか
そんな事をしみじみ感じた日でした。