2024年5月25日
蔵王エコーラインのドライブ途中に立ち寄ったのは「駒草平展望台」です。
この近くが、高山植物「コマクサ」の群生地であることから名づけられた展望台です。
コマクサは、6月中旬から7月にかけて可愛らしいピンク色の花の最盛期を迎えるそうです。
コマクサの保護のためか、人が通れる通路や区域が制限されていました。
近年はコマクサの数が減ってしまい、復元に取り組んでいるそうですよ。
また、この展望台は、断崖絶壁の展望スポットとして人気があります。
西に蔵王連峰から湧き出た水が流れ落ちる「不帰の滝」も眺めることができます。
御釜から流れ出る水が溶岩台地の上を流れて一気に落瀑しています。
高さが97.5m、幅も14mあり、濁川の五色岳の東部に深く切り込んでいるのです。
滝は、細い筋となって、さらに下へ下へと流れていきます。
滝の名前の由来には、二つの説があるそうです。
① その昔、ここに鬼ばばが住んでいて登って来る男どもを捕まえて生き血を吸ってはこの滝に落としました。そこで、あの山へ行った者で帰って来た者はいないということから「かえらずの滝」と呼ばれるようになったという説と、
② 訪れる人が帰るのを忘れる程、見惚れてしまうから、という説があります。
ところで、今は風が強くてメツチャ寒いのです。
晴れていれば、東は奥羽山脈の山なみを越えて太平洋が一望できるそうですが・・・・・・
この日ばかりは見えませんでした、
天気が曇りで、時折小雨もばらつく天気なのでしかたがありません。
不帰の滝を見た後は、凍えないうちに急いで車の中へ退散しました。