VIX指数の動き(2013年6月12日時点):18.59%、前日比+1.52ポイント
6月12日のNY株式市場は続落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.84%、ナスダック総合株指数は同-1.06%となっています。
寄り付きは買い優勢でスタートしましたが、米国のQE3縮小観測がくすぶっており、その後は利益確定売りが優勢となり、下値を切り下げる展開となりました。NY株式相場はまだ上昇トレンドを維持していますが、変化の兆しがうかがえます。
なお、債券相場は下落(長期金利は上昇)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して続落しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月12日の終値は18.59%となりました。前日比1.52ポイントの上昇で、3営業日連続で上昇しました。投資家心理が悪化したことを示しています。
VIX指数は直近の高値を上回ってきており、NY株式市場の先行きについて警戒する段階に入ったようです。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。中長期でみれば、VIX指数はまだ低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。6月12日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は19.07%で、前日比1.16ポイント上昇しました。3営業日連続の上昇です。ジリ高となってきました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


