米国の景気先行指数から（10月）

　11月21日に、コンファレンスボードから10月の景気先行指数が発表されました。

　一致指数については前月比横ばいでしたが、数ヶ月先の景気の動きを示す先行指数については前月比－0.5％となっています。これはコンセンサス予想を下回るだけでなく、3カ月移動平均でみると2007年7月をピークとして、下落基調が明確となってきました。

　米国の景気はいよいよ景気後退に入った（あるいは、まもなく入る）可能性があります。今後発表される経済指標は、より一層注目する必要があります。

　下記は、先行指数も先行指標として米国では重視されている一致／遅行比率の推移を示したチャートです。下落トレンドが続いています。

　
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ポール R.クルーグマン, 高中 公男

国際金融の理論