Restricted Licence取得! | Black Swan - 国際人養成所

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8月にそれまでのLearner LicenceからRestricted Licenceにステップアップするための実技試験(Practical Test)に落ち、その悔しさを「ちくしょー!を英語で」で無理矢理英語テーマの記事にしましたが、あれからかれこれ2ヶ月ちょっと、11月5日にやっと合格して晴れてRestricted Licence保持者となりました!!クラッカー

と、表面上は喜んでますが、恥を覚悟で告白します。

4回落ちますた・・・ ━Σ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)━

ホント、全然わろえません・・・_| ̄|○
(そこのアデレードの君!それ以上笑うんじゃない!)


元々運転の才能はカケラもないし、スポーツなんかも本番に弱いタイプだってことは自分でも知ってたつもりでしたが、これはちょっとショックでした。再受験料は$88なので、一発で合格するのに比べると$88×4=$352(2万円強)がドブに捨てられたことになります。(泣

前にも書いたように日本の免許を持っていればほとんどの人が筆記も実技も免除で書き換えができるので、NZで免許取るっていう人はよほど若い学生さんくらいしかいないと思いますが、もしかして参考にしてもらえるかもしれないので落ちた理由を全部晒しておくことにします。

まず不運なことに、ニュージーランドでは今年から実技試験の採点基準が変更になり、難易度が一気に上がったそうです。特にLearnerからRestrictedになる時の実技はRestrictedからFull Licenceになる時の実技より数段難しいと教官自身が言ってました。なので、教官は血眼で落とす理由を探している、というのもまんざら大げさではないようです。約40分の走行中、常にエラーがないように集中しながら運転するのは結構大変です。

初めて受験した時の失敗理由は上にリンクしてある記事で書いた「道路の右に寄りすぎてる」というちょっと納得できないものでしたが、2回目以降の失格は全部言い訳できないもので、自分に非があることを認めざるを得ません。交通ルールを確かめるかのようにメジャーな違反を一つずつ犯していってた感じでかなり恥ずかしいですが、結局誰でも引っかかる可能性があるところでもあるので2回目の受験から順に書いていきますね。


【2回目受験→失格】
かなり単純、スピードオーバーです。1回目の時と別のもっと車の通りが少ない試験場に変えたんですが、コースの制限速度は50km、60km、80kmと3種類ありました。試験が始まって10分も経たない時に緩い下り坂の50kmの道で55km出てて、すぐ気付いてスピードを緩めたんですが、制限時速オーバーは即失格(Immediate Failure)なのでその場で試験は打ち切られました。
かなりの頻度でスピードメーターを確認するのはもちろんですが、練習してる時に50kmとか60kmのスピード感覚を肌で身に付けておくことも重要です。

ちなみに、オークランドにも何箇所かネズミ取り(オービス)があり、一度警察から郵便でスピード違反の通知が送られてきたことがありました。なんと50km道路で55km、5kmオーバー!で$30の罰金でした。
文句言ってもどうせ勝てないので素直に罰金払いましたが、5kmオーバーで罰金なんて普通見逃される誤差なんじゃない?と思うんですが、日本での運転経験がないので比較できません。これってやっぱり厳しすぎますよね?

【3回目受験→失格】
もうボロボロでした。まず最初にトラックの後ろに縦列駐車する際、トラックの横につける前の左ウィンカーが遅く(3秒前から出さないとダメ)、その縦列駐車も深く入れすぎて縁石にタイヤが擦ってしまい、この減点だけで余裕で合格ラインを下回りました。続ける意味がないのでやっぱり10分程度でAAに引き返させられるんですが、その途中で停止線で完全停止しなかったことも指摘されました。

まず縦列駐車ですが、縁石タッチの減点は本当に大きいので、華麗に一発できれいに駐車することは忘れて何度切り返してもいいので慎重にやるのが一番です。
あと、ニュージーランドの道路はRound Aboutや普通の交差点の左折も含めてGive Way(相手優先だけど車が来てなければ止まらない)が多いので、試験コースはどこかにStopサインと停止線がある箇所が意図的に選ばれていることを意識しておきましょう。

【4回目受験→失格】
この時は30分くらい走行してたのでかなり最後の方までいってたんですが、致命的だったのは大きな道路から右折して脇道に入る時、右折レーンに車の左後ろまで完全に入ってなくてDangerous Position」と宣告されたことです。右折レーンと言ってもニュージーランドではよくある「Flush Median」と呼ばれる斜め線の入った中央分離帯のことで、以下の図のBの位置です。

Black Swan - 国際人養成所-flush-median


このFlush Medianは車幅とほとんど同じくらいの狭さで、きっちりこの中に入るのは対向車が怖いので結構勇気が要ります。道を走っててもこれができてないドライバーって結構見かけるんですが、ちゃんと入ってないと後続の直進車の邪魔になるので「Dangerous」なんだそうです。

あと、2回目と逆で「Slow Speed」で減点されてる箇所がいくつもあり、累計すると40ポイント超えてたのでそれだけでも不合格だったと思います。後ろの車をブロックしてるかどうかに関わらず制限速度50kmの道路で40kmで走ってても減点されてたので、制限速度-5kmくらいを常にキープする気持ちでないとダメみたいです。

【5回目→かろうじて合格】
5回目でなんとか合格させてもらいましたが、教官が気さくな人で随分おまけしてパスしてもらった、という感じでした。あ、結局Hazard Recognition(ハザード認識:ここからどんなハザードがあったか覚えておいてね、と言われて1分後くらいに覚えてるのを言わされるテスト)はRestrictedの実技ではなかったです。Full Licenceの実技は逆にそれ中心らしいです。

いくつか注意された中で結構厳しいなー、と感じたのが片側一車線道路から信号なしのT字路で主線に右折侵入していく時です。一車線だったのでノーマークでしたが、後ろの車が左折できる程度の道幅がある時は右折車は極力車線右寄りにポジションを取ること、とのことでした。

また、信号がないので左右の車の流れが途切れるところを見極めて入っていきますが(Gap Selectionと呼ばれます)、これが慎重過ぎて入れるときに入らなくてもも減点です。Slow Speedと同様、運転試験だから保守的に、という気持ちが強すぎると裏目に出るってちょっと勘弁して欲しいですよね・・・

ミラーは必要以上にチェックするよう心掛けていましたが、二車線が一車線に合流するところではミラーだけでなく目視で死角の確認が必要、とも言われました。まーこれは納得。


という感じで、交通ルールだけでなく交通マナーまで採点の対象?という部分がなくもないですが、僕と同じ過ちで減点される人がこの記事を読んで少しでも減るよう祈ります。

あと、教習所(AA)では1回$50ちょっとで試験コースを使った事前練習をさせてくれるサービスがあるみたいです。実はかなり前に話は聞いていたので、今更ですが「最初に受けておけば4回も再受験料払うより断然節約できたのに・・・」と非常に後悔してます。これから受験される方は是非検討してみてください。

思ったよりはるかに苦労はしましたが、Restricted LicenceになるとLマーク(日本の若葉マーク)が取れること、夜中以外はフルライセンス保持者の同乗が不要になること、家族は自由に乗せることができること、など一気に自由度が増しました。
あとは6ヶ月後にもっと簡単なはずのFull Licenceへの実技試験を一発合格できるよう祈るばかりですね。


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