NZ移住計画・再始動!・・・その前に | Black Swan - 国際人養成所

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ということで(前回記事参照)、まずはどういう経緯でこの無謀な行動に打って出たかを書いておきます。この考え方自体は現在批判の対象になることは覚悟の上ですが、この核心部分を書かないままなんか大変そうだけど楽しそうな将来の話だけを載せても偽りになってしまうので、かなり重い話題になりますが最初に正直に告白しておきます。

NZ永住を長年の目標にしてきたのは事実ですが、今回背中を押してくれたのは確実に

放射能汚染からの避難

これに尽きます。

あの3・11が発生した時、僕はクアラルンプール(以下KL)に、家族は東京にいました。そして、福島原発が大きな爆発を起こした翌日の3月15日、滞在先がサービスアパートメントで3人泊ることも可能だったことも幸いして、妻子を3週間ほどKLに呼び寄せました。

うちのかみさんはこういうことに非常に敏感で、その時から先月帰国するまでの間、延べ3ヶ月くらいはGWやら夏休みやら、挙句は息子を相当な期間学校を休ませてまでKLに来させてるんです。その間、かみさんとはかなり「今後どうすべきか?」について議論を重ねてきた結果、危険を回避するためにまず日本から脱出する、ということに決めました。

僕は自分で言うのもあれですが、納得できる相当な理屈がないと動かないタイプの人間です。なので、パニックって衝動的に決めてるとか、過激な情報に洗脳されてるとか、そういうことでは決してありません。この状況で確実に言えることは

1福島原発の事故処理はまだコントロール下に置かれていないので依然放射線は漏れ続けていて、いつストップできるか目途が立っていない

2政治的な利権が絡み過ぎていて、正確な情報提供、報道が行われていない

3前例のない状況なので、今回の放射線による人体(特に子供)への中長期の悪影響は予測不能

ということで、要は「東京に10年家族と暮らしても危険ではない」と言える確率が僕の許容できる範囲を超えてしまっているんです。

人生、何をしてもリスクがなくなることってないわけで、例えば飛行機に乗るにしても墜落して死んでしまう確率は0ではありません。でも、僕は自分が乗っている飛行機が落ちる確率は極めて低い(0.0001%くらい?)と考えているので、飛行機には乗ります。では、もし飛行機が墜落する確率が10%くらいだと思ってたとしたら乗るでしょうか?これはもう絶対パスでしょう。

今はこの原発事故と放射能汚染に関する情報の信憑性が極めて低い状況なので、正直リスクの大きさについては判断できないでいます。でも、仮に10年後に息子が若くして甲状腺にガンを患ったとしても、それが放射線の影響だとは誰も証明してくれないし、今行動できるのにも関わらずその結果が出るまで日本政府が行っている壮大な人体実験にモルモットとして一家で参加するのは嫌なんです。
かみさんがガイガーカウンターを買ってたので部屋の中(目黒区です)や外の数値とか見てますが、明らかに自然で浴びる放射線以上の量で常に囲まれているのですから、その値が政府が都合に合わせてコロコロ変える基準値の上か下かは関係なく、悪影響がないと100%に近い確率で断言できないのであればリスク回避のために日本脱出、というのが結論でした。

このリスクに関する考え方は人それぞれなので、事故現場からの距離に関係なく今住んでいる場所に留まることを決めた方、逆に福島産の食物を積極的に買って風評被害で困っている人達を応援しよう!と決断した方の意思は尊重しますし、この記事を通してスタンスの変更を強要するつもりはありません。

ただ、もし危険なことは薄々分かっているけど何もできないから「都合の悪い情報は見なかった・聞かなかったということで」と思考停止に陥っているのであれば、自分や家族の健康に関わることなのでちゃんと楽観論・悲観論両方の情報に対するアンテナを張り続けて、適切な判断は自分自身の責任で行う、ということを今一度まじめに考えていただきたいと思います。


ということでこれが家族でのNZ移住を決意させた一番大きな要因でしたが、まだ最初は「妻子だけNZに送って自分は仕送りを続ける」とか「会社にシンガポールへの転籍を認めてもらってそこに引っ越す」とか、軌道に乗って自信もついてきた現在の仕事を続けるというオプションも有力だったんです。

その方向性が急遽大きく変わったのが10月17日から1週間、家族で行った「Auckland視察旅行」でした。結果として人生を大きく左右することになった運命の旅行の詳細は次回にご報告します!
('-^*)/


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