車でのいわゆるアメリカのNew Englandと呼ばれる地方と、カナダの東部大旅行の記録です。
8泊9日の大旅行。総走行距離2,700km!北海道の最北端、稚内から、鹿児島県までとほぼ同じ距離です。こんなに走ってアメリカの右上をちょっと回った感じなので、アメリカってなんて大きな国なのかと。。
エリアを示すとこんな感じ。赤い線です。
まさにアメリカの地図の右上の方をぐるっと回った感じですね。
我が家は夫が運転好き+雪道の運転も慣れている、ということで、今年はスキーに行こうと。
ということで、夫はスタッドレスタイヤを購入。
せっかくアメリカでスキーに行くなら、やっぱりコロラドでしょう、ということで、コロラドにあるアメリカ最大のスキー場、Vailに行こうか、といっていたのですが、オハイオからVailは車で22時間(片道)。地図でいうと黄色のライン。道中はずっと山もない、大きな都市もない、ただの平地が広がる退屈なエリア、いわゆるプレーリー。しかも、Vailはかなりお値段も高く、3歳半の息子にスキー初挑戦させるにはあまりにもったいないんじゃないか、ということで目的地を変更。
カナダのモントリオールを最終目的地に東海岸の旅になりました(赤いライン)。モントリオールは片道12時間、近い近い!(感覚がマヒしてます)
旅行エリアを拡大。
主な宿泊地で色分けしてみました。
1日目(赤) コロンバス(オハイオ)-Allentown(ペンシルバニア) 約750KM、7時間
道中、ピッツバーグに寄りましたが、とにかく東へ、東へ。
Allentownには何もないのですが、中継地点、ということでここで宿泊。
2日目(オレンジ) Allentown-New Haven(コネチカット) 約300KM、3時間
New Haven-Boston(マサチューセッツ) 約220KM、2時間半
Boston-Portmouth(ニューハンプシャー) 約100KM、1時間
New Havenは私立の名門、イェール大学のあるところです。ちょっと大学の周りをドライブし、University Storeでイェールグッズをお買い上げ。
その後、ボストンに移動しましたが、暗くなっていたので、それほど街は見れず。ビル好き夫のお付き合いで高いビルに上り、その後はロブスターをモグモグ。
ホテルを日露戦争で有名なポーツマスに取っていたので、ポーツマスに移動。
3日目(黄緑) Portmouth-Eric Carle Museum(マサチューセッツ) 約210KM、2時間半
Eric Carle Museum-Burlington(バーモント) 約310KM、3時間半
日露戦争の講和条約が結ばれたポーツマスの街を少し観光。ここまであまりにも息子の関心のないことだらけなので、せっかく近くだから(といっても2時間)、「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールの絵本博物館に行ってみよう、と。
その後、バーモント州にあるスキー場近くの町、University of Vermontの大学町であるBurlingtonに宿泊。
4日目 Burlingtonから30分ほどのBolton Valleyというスキー場にてスキー。息子はスキー初体験、ということで本人も怖がり、そしてとにかく親は疲れ切る。この模様はまた後日。またBurlingtonの同じホテルに宿泊。
5日目(緑) Burlington-Jay Peak Resort 約100KM、1時間半
Jay Peak Resort-Montreal 約140KM、2時間半
この日もスキーをする計画だったのですが、息子も嫌がるし、私も筋肉痛すぎるし、ということで、スキーはあきらめ、大きなスキーリゾートである、カナダとの国境の近くにある一大スキーリゾート地、Jay Peak Resortの屋内プールへ。アメリカのリゾートってすごいわ。
その後、国境を越え、モントリオールに移動。
6日目 モントリオール市内観光。市内泊。
7日目(水色) Motreal-Ottawa 約200KM、3時間
Ottawa- Toronto 約450KM、4時間半
特にカナダの首都、オタワまでの雪がすごく、怖かったし時間もかかりました。が、雪のオタワはとてもきれいでした。その後トロントに移動。
8日目(青) Toronto-Niagara Falls 約130KM、1時間半
トロント市内を観光し、ナイアガラの滝に移動。
9日目(紫) Niagara Falls-Columbus 約540KM、6時間
ようやく長旅の終了です!
とにかく無事に帰ってこれてよかった。
夫よ、お疲れさま。
こういう旅はバケーションではなく、まさに旅行。
これだけ長いとどうしても食事に飽きることはわかっていたので、炊飯器やらサトウのご飯的なものも持っての移動です。
本当はモントリオールなどはおいしいフレンチなどもあるらしいのですが、フレンチに興味ゼロの夫+三歳児、ということで、ボストンのロブスター以外は特にこれ!というものはいただけず。
ホテルでご飯を2度炊き、なぜかラーメンを3回食べる、という、お食事的には残念な旅でした。
が、毎回のことなので特に心も痛みません。
ロブスター食べたし。。。(←それだけが心の支え)
そして、夫が運転を一人でがんばったので、せめて食べたいものを食べさせてあげなきゃいけないかな、と。
ちなみに、同じルートの旅をしようと思う人がいるとはあまり思えませんが、冬にするならスタッドレスタイヤはやっぱり必要です。アメリカ人なんてノーマルで凍った道をつるつるしながら走っていますが、日本人的には何かあった時に怖すぎると思うので。
そして、このルート、夏はとってもきれいだと思います。どこも夏もリゾート地です。
そしてそして、私、
好きな科目は社会。歴史が大好きです。
ああ、この地であの人がこんなことを。。っという妄想ができる人が歴史好きになるんだと思います。
浅いアメリカの歴史でも一番歴史の長い東海岸、New England、この道中でますますいろんな妄想が花開いたので、今後しばらく道中の妄想シリーズをお届けしたいと思います。
乞うご期待?