休日の4月29日、非常に大気の状態が不安定でした。
名古屋では15時前から強い雷電があり、付近に落雷もして我が家は慌ててPCの電源を落としました。

その時の気象変化が以下のとおりです。

図1:2017年4月29日の名古屋の気象変化

 

気温は一気に10℃程度も低下、気圧が4hPaほど上昇。これはよくある現象で、雷雲から冷たい空気が吹きおろし、気温の低下と一緒に気圧が跳ね上がる現象です。

同時に風速が数メートル/秒ほどだったのが短時間で10メートル程度まで強まりました。また最大瞬間風速は24メートルほどになりました。

それでこの雷雲通過時に伊勢湾の海水も大きく揺れ動いたわけですね。
この時の潮位変化が下のようになります。この雷雲通貨の後、潮位変化の波があらわれています。これはしばしば内海で見られる現象で副振動といいます。

図2:名古屋港の潮位変化


ちょうど雷雲が通過した時点で少し潮位が下がり、その後は大き上下を繰り返します。その最大全振幅は40センチほどにもなります。周期は1.5時間ほどでしょうか。おそらくこれが伊勢湾の固有周期なのでしょう。

40センチというとたいしたことがないように思えますが、磯辺で遊んでいると、非常に大きな差であることが実感できます。

以上資料引用元は気象庁ホームページでした。
(17.5.14コロりん記)