青森での名称はイタコ、沖縄での名称はユタって類の仕事を私はしています。

クライアントに伝えたいって言葉を霊から預かり伝える仕事です。逆のケースでクライアントから伝えたい言葉を伝えたい方に伝えるという仕事の場合も多々あります。

かなり昔から行ってるのでいったい何人の方にお伝えして来たのか?人数はさっぱり検討はつきませんが、1番印象深かった日、忘れられないセッションがあります。

クライアントから予約が入った日、なぜかひどく胸騒ぎがして眠れず次の日にいっそ御断りしようかと迷いました。
ですが、なんだかそれも気の毒に思えたのでそれはやめておこうと心を入れ替えました。
当日クライアントが部屋に入って来た瞬間から異変が起きました。

クライアントにくっ付いて来られた亡くなられた霊魂が天井をグルグル回っているのです。

クライアントの要望はその天井をグルグル回っている亡くなられた方の気持ちを伝えてくださいってことでした。

しきりに話している言葉は同じ言葉ばかりでした。
私はクライアントに伝えました。
「俺は死んでない。何かの間違いだ!ほら生きてるじゃないか?ここに居るのだよ!」
私はどんな話にもどんな状況でもすました顔で一切動揺はクライアントには見せませんが内心は、ただただ圧倒されていました。
彼はテンパって尋常じゃなく慌てて走り回り一切亡くなったことを受け入れていない状態でした。

結局、クライアントとのセッション最中ずっと何も変わらない状態でしたが、最後にはクライアントはスッキリした顔で「主人を連れて帰り私が成仏させます」って話され終了しました。

彼は愛人と旅行中に駐車場で車にひかれて即死だったそうです。

全く涙を見せることも無く愛情はカケラも無いって様子の彼女でしたが、どこか凛としていて妻としての務めはしっかり行いますって… 
そんな強さを彼女から感じました。

霊魂の話に戻りますが、
仕事として以外に2回ほど天井をグルグルと回る霊魂〔身内ですが)を見ましたが49日には天界に上がり姿を見せなくなってます。

きっとこのクライアントの主人も成仏されて天界で幸せに暮らしていらっしゃることでしょう。

あまりこういうことに仕事として巡り会うことは無かったのでとても印象深いセッションでした。