就職するときに多くの人が悩むのは

自分のやりたい事は何か

適性のある職業はなにかを考えると思います。

 

 

結論から言うとやりたい事であれば

大きな壁にぶつかっても乗り越えられるだけの

モチベーションが維持できると思います。

 

 

しかし、やりたい事が見つからない

という人もいるでしょう。

 

 

多くの方の思考として

やりたい事がないけど、とりあえず就職するために

入りやすい業界として飲食業界を

考える事も多いのではないでしょうか。

 

 

私は大学を卒業して新卒入社で

現職で飲食業界で7年間勤めてきました。

 

 

経歴としては店長・トレーナー・地区長

 

 

この経験から飲食業界の実情を紹介して

皆さんには大切な選択のタイミングを逃さないで欲しい

そんな想いでつづらせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

1.とりあえず飲食業界に就職の危険性

  ・飲食業界の働き方

 ・業界の問題

 

2.飲食業界で習得可能なスキル

 ・コミュニケーション力

 ・時間管理力

 ・人材育成力

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.とりあえず飲食業界に就職の危険性

 

 

私は大学3年生の時に両親が他界した事もあり

家族で食卓を囲む時間はかけがえのない

時間だったなという思いがあります。

 

 

そんな大切なひとときを演出するお手伝いがしたい

 

 

店長という管理職の経験を通して人間性を磨きたい

 

 

その一心で飲食業界に入社を決意しました。

 

 

この気持ちに嘘はありませんが

とくにやってみたい事や将来の夢はないので

学力もなかったし、自分に自信が無かったこともあり

内定もらえたし就活を早く終わらせたい

そんな気持ちで入社をしたのも事実です。

 

 

とりあえず内定がもらえたから

内定がもらえそうだから受けてみよう

 

 

この発想はかなり危険です。

 

 

どんな仕事も楽ではありませんが

とにかく飲食業界は時間に余裕がありません。

 

 

 

 

 

 

 

・飲食業界の働き方

 

 

私は店長としての経験が長いので

店長目線での働き方をご紹介します。

 

 

働き方の実情は

 

 

長時間労働

休みが確保できる保証がない

定着率が低く常に人材教育に時間がとられる

 

 

こんな具合にとにかく激務です。

 

 

欠員がでたら責任者である自分が代わりに入る

休みの日も店で何か起きると電話がかかってくる

平気でばっくれる人材が多い

自分もワーカーとして作業ラインに入りながら育成を行う

 

 

私は上記の内容がとてもストレスです。

 

 

では、なぜこのような環境が

常態化しているのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

・飲食業界の問題

 

 

業界の問題として

利益率が低いため、必要な投資が行えず

作業の量に対して必要な人材を投入することも

人材育成する投資を行いづらい環境がある。

 

 

結果的に現場で働く人たちは苦しい思いをしながら

働きづめで会社を去る人が多く定着率が悪く

常に人材不足である。

 

 

人材が不足しているので

入社するハードルが下がり

責任感の弱い人材が多くなる。

 

 

多忙の余り人材育成が進まず

安定した職場環境が確立しづらい。

 

 

こういった部分は

業界の大きな闇であると私は思います。

 

 

飲食業界に就職するな!!

という事を伝えたいわけではありません。

 

 

志しを高く持って

お店をより良くするため

お客様の笑顔を作るためにと

一生懸命働いている方々を否定するつもりはありません。

 

 

ここまではマイナス面を書いてきましたが

そんな飲食業界でも自分の身になるスキルもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2.飲食業界で習得可能なスキル

 

 

私自身7年間の勤務経験のなかで

成長させてもらったことも多くあります。

結局のところ本人の考え方次第で

どんな経験もプラスに転換することは可能です。

 

 

日々、意識を高く持ち業務に当たれば

成長はしていけるものです。

 

 

ここで考えて欲しいのは

あなたが習得したいスキルは

この業界で習得可能なのか

将来どんなスキルを活かして働きたいか

 

 

そんな視点で参考にしてもらいたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

・コミュニケーション力

 

 

どの仕事にも通じる部分だと思いますが

人に動いてもらわないと仕事が進みません。

 

 

飲食業界は学生さんから主婦やシニア層まで

幅広い世代の方が勤務している特徴があります。

 

 

そういった一人ひとりと信頼関係を築いてく為には

日頃のコミュニケーションが欠かせません。

 

 

また、コミュニケーションを通じて

多様の価値観と対峙することになり

自分自身の視野が広がるきっかけにもなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・時間管理力

 

 

店長職はとにかく多忙です。

発注・接客・製造・採用面接・人材育成・報告書作成など

業務は多岐に渡ります。

 

 

業務をこなすのに普通にやっていては

とても定時で終わらせる事が出来ない量です。

 

 

少しでも早く帰宅するために

核となる部分に時間を投入するために

いかに効率よく業務をこなしていくかが鍵となります。

 

 

生産性をあげる

 

 

ここと向き合っていれば時間管理の能力は身につきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

・人材育成力

 

 

お客様に満足してもらう店づくりをするため、

利益を出すため、自分の仕事を楽にするため

人を育てる必要が出てきます。

 

 

人材の入れ替わりも激しい業界なので

いかに戦力になる人材を育てるかが重要です。

 

 

定着率が低いと伝えましたが

これには業界の問題とは別に教える側にも

問題があることが多いです。

 

 

しっかりと仕事を教えられていない

聞きたい事があっても忙しそうだから聞きづらい

教わる側がこんな気持ちを抱いている事も多いでしょう。

 

 

人材育成をするには

必要な時間と労働力を確保し

具体的な教育計画を作成する必要があります。

 

 

部下の育成では

自分自身も教える立場として

大きく成長できるため

正面から向き合って取り組めば

どの業界でも人材育成は必要なので

活かせるスキルが身に付きます。

 

 

部下育成については

別のブログで紹介していますので

こちらを参考にしてください。

 

https://ameblo.jp/core-color/entry-12615964283.html

 

 

 

 

 

最後に飲食業界で身に就くスキルを多くあり

働いた経験は無駄にはなりません。

 

 

しかし、多忙なあまり

自分自身についてゆっくり考える時間が

確保しづらいのも現状です。

 

 

仕事を決めるというタイミングで

少しでも飲食業界の実情とイメージを持って

就職後のギャップが無くなると嬉しいです。