先日あと数日で出産予定日というご夫婦に陣痛介助のご指導をさせていただきました。
マタニティ鍼灸で安産灸をお教えする時はいつもセットで、
『陣痛がきたら立ち会うご主人にここを押してもらうように』
と陣痛の痛みを和らげるツボの場所をお伝えしています。
よく耳にする話ですが、
陣痛室でご夫婦がもめちゃうんです。
「ダンナが役に立たない!」と。
女性の方は人生最大の痛みに襲われて泣き叫んでいるのに、
男性はどうしていいかわからずオロオロしている。。
痛みで頭の中が真っ白になっている女性の中には
腹が立って「出て行って--!!」とご主人を退場させるということも。
でも、これって問題はお二人共にあると思うんです。
痛い体の部位を的確に表現できない女性と、
体がどんな変化を起こしているか想像できない男性。
女性としては、痛みを少しでも和らげる為に『腰』をさすって欲しいと言っても、
『腰』ってアバウトな表現でわからないんです。
鍼灸治療をしている際もみなさんがおっしゃる『腰』は、解剖学的には背中だったりお尻だったり…
そんな状態では男性も言われている場所がわからなくて当然です。
そして男性の方も体のどこがどうなって痛いのか。
いわゆる骨盤が広がっている(女性の感覚では裂けそう、ちぎれそう)ならどこが痛むのか少しだけ考えてみて欲しいのです。
とこんな事を言ってもお互いにお互いの気持ちを思いやる余裕もないので、
結局「あの時何もしてくれなかった…」とネガティブな気持ちが女性に残ってしまったり。
これではせっかくの出産という人生においての一大イベントを2人で共有することができません。
この陣痛介助が的確であれば出産は全然違ったものになります。
介助があっても痛いものは痛いのですが、
「痛み」より「産むこと」に集中できるのです。
さて今回のご主人はとても理解力のある方で、解剖学の知識も少しあったので最初から話が通じやすかったです。
手先も器用でこちらの伝えたいことをすばやくキャッチして下さいました。
ご出産当日も心強いサポートをしてくださったそうです。
出産予定日の数か月前からマタニティ鍼灸でサポートをさせていただいていると、
多くの方のご出産がスムーズで安産に終えられています。
立ち会い出産をされる方もそうでない方も、まずはご自身で安産で赤ちゃんを迎えられるよう準備をしていきましょう。
そして、パートナーのために出産を共に経験したい男性には、サポートできる事があることをぜひ知ってほしいです。
☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚ CORAL_acu
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