『生命』




片鱗に捨てられた無数の顔が
埋め尽くし地表を隠し

支えきれない現実から
溢れ出して消えてしまう

目を閉じて
目を閉じて

犠牲から成り立つもの
全てを含むものから

目を閉じて
目を背け

生命 終わりを告げ 流れ








『食』




踏み潰された落ち葉が幾重にも音を立てて崩れて行く
乾いた悲鳴をあげて

一つの真実に隠れた様々な嘘
必要とされる残骸に埋もれた営み

多くのものは人知れず失われてしまう
口の中は血だらけで優しい言葉は喉の奥へ

厭ならそこから 見ているだけでいい







『体温』




西へ沈む
日差しと共に
体は冷めて

この部屋から暗いうちに
そっと消えて

体温を欲しがる手で
もう触れないで
体温を欲しがるから
もう二度と
その声で呼ばないで言わないで
その声で触れないで言わないで

退屈ならもう慣れた
頭は冷めて

醜い声耳に残して
そっと消えて

体温を欲しがる手で
もう触れないで
体温を欲しがるから
もう二度と
その声で呼ばないで言わないで
その声で触れないで言わないで







『ミルク』




冷めた 空のグラスを傾けて
煩う君の苦悩なら こぼれ落ちる

欠けた 空のグラスに注がれた
散らばる昨日の欠片を 指でなぞる

冷めた 空のグラスを暖めて
煩う君の苦悩さえ 飲み干せばいい

欠けた 空のグラスはひび割れて
散らばる明日への欠片と 指で混ぜよう

移ろう季節 立ち止まる人の様に
弱くていい 甘えれば溶けてしまう

迷宮の示唆 永久の彼方

移ろう季節 立ち止まる人の様に
弱くていい 甘えれば溶けてしまう

迷宮の示唆 永久の彼方
迷宮の示唆 永久の視差







『LORELEY』




And so I play my guitar

I always play my guitar


からみ合う歳月をたどる旅路で

まぶたに感じる唯一の炎


夏のなごりを映す水面へ

放つ旋律よ―遠く遠く叶わなくとも



果てない流れには刹那のおと

揺られて森へ山へと漂う

愛せない争いさえ波に飲まれ

ゆだねた歌は貴方へと沈む


forever ライララ ライラララ ひと雫の波紋

forever ライララ ライラララ 想いに溺れる



揺れる枝葉の音

I always play my guitar


小さな影におびえる私がおかしいかい?

そよぐ大いなる河よ


またたく生命 進化に吹かれて

はるかな記憶に―遠く遠く何を見つめる



果てない流れには刹那のおと

揺られて森へ山へと漂う

愛せない争いさえ波に飲まれ

ゆだねた歌は貴方へと沈む

forever ライララ ライラララ 歴史の眺めに

forever ライララ ライラララ そっと抱かれる

揺られて・・・ 揺られて・・・