6月の始めに、レイ・ブラッドベリが亡くなった。
この人がいなかったら、私はこんなんじゃなかったろうと思う人。
正直、まだご存命だったとは知らずにいたけれど。
この人こそが「天に召される」という言葉がぴったりだわ、宗教的な意味じゃない方で。
小説を読んだのが先か、萩尾モトの漫画を読んだのが先か、遥かな昔で(笑)判然としないけれど。
宇宙船に乗りたくて乗りたくてたまらない男の子の旅立ちを描いた「ウは宇宙船のウ」とか、一生が8日しかない惑星でのドラマ「霜と炎」、宇宙パイロットの父への憧れと妻の悲しみ、「宇宙船乗組員」。
どんなに宇宙が身近になっても、最後には人の心が動いたかどうかが決めるのね。
そういうことを教えてもらった、短編の数々。
さようなら、レイ・ブラッドベリ。
少しお星さまに近くなったね。
まあ、心の在り場所は自由らしいから。
お好きなところを、好きなだけフワフワしちゃって!!