金木犀にこだわるわけ。 | クウガ幻想ブログ

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特撮がやめられません(笑)
そしてスケオタになっています
後は、日常のいろいろなこと。
楽しく、楽しく、普通に楽しくね(^^)

先日から、金木犀、金木犀と騒いでいるのですけれど。
ちょうど満開の時期にあたった、というのもひとつの理由。
もうひとつ、ちょうど山田詠美の「放課後の音符(キイノート)」という本を読み返しています。

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)/山田 詠美

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女子高生たちの恋だったり恋以前だったりを描く短編集。
その中の「Red Zone」、彼を年上の女の人に盗られた彼女の話です。
諦めきれない彼女が、彼の家の前で話す二人を覗き見てしまう。
その二人の会話がとても素敵で。

「金もくせいの匂いがする
 甘くて歯が痛くなりそう
 秋には恋に落ちないって決めていたけど
 もう先に歯が痛い
 金もくせいを食べたの
 金もくせいを食べたの
 だから
 歯の痛みにはキス」

…なんか、いいでしょ?

山田詠美、好き好きの分かれる作家だと思いますけど、私はとても好き。

もうしばらく、金木犀の香りにこだわっていましょうか。