急性心筋梗塞、前兆 | 急性心筋梗塞からの生還2012

急性心筋梗塞からの生還2012

総合格闘技ヲタとして生きてきた中年に襲い掛かった急性心筋梗塞と、その闘病記です

2012年6月15日の朝でした。

その日は現場(仕事)の予定も無く、既に7:00を回っていたが寝ていました。

現場のある日ならとっくに起きてますけどね。



まわりの物音などが気になって目が覚め始めると

何だか気持悪さやお腹の痛みが出始め

「これでもかっ!」っていうくらい

胸が締め付けられるような激痛も始まり

両奥歯がズキンズキンと痛み

普段あり得るような体調不良とは絶対違うと確信したので

まず、ゆっくり起き上がり血圧を計る。

すると、血圧は190/125-(脈拍は忘れました)と上下ともに酷い。

その時、急に凄い吐き気に襲われ

トイレへ急いで行き昨日食べた物を吐く。

やっぱりただ事では無いと感じたが、とにかく、その時は襲い掛かってきてる胸の激痛、苦しさや頭の圧迫感から逃れたくて

鎮痛剤を服用して再度布団に入り

寝転がりながら自分で脈拍を計る。

すると、トン・トン・トン…(二、三秒空けて)ト・トン… と

「あれ?脈が無い時があるぞ?」と変に思うが

脈拍が明らかにおかしい。

参ったなぁ…等と、油断していて

まさか自分が死にかけていると迄は考えが及ばなかった。

そして、寝転んで数分後、寝てしまった。

いや、後々考えると、多分だが急に気を失ってしまったようだった。


そこから数時間経過した午前10:30過ぎに、ふと目が覚める。

すると、鎮痛剤が良い方向に作用したのかは不明だが、胸の激痛は半減していて

血圧を測定しても150/100-(脈拍は忘れました)ほどまで下がっていた。(これでも十分高い数値だが)

だけど、流石にただ事では無いと感じていたので午後イチに

昔から世話になっている、比較的自宅から近所に在る内科診療所へ受診に向かう。

診療所へ到着、順番待ちを終え

やっと問診開始。

先生に発作の流れ…というか、朝、目覚めて起きた事を説明してから

心電図、採血、レントゲン、尿検査、聴診器で心音、呼吸音を検査。

問診中に聴診器を当て、それを聞いた医師から心音が悪いと言われる。

だけど特別、直ぐに救急病院、総合病院での精密検査を勧められる事もなかったが、

とりあえず血圧が高いのはうまく無いと言われ

生まれて初めてだが血圧を下げる薬を処方された。

そして、血液検査の結果が週明けになるから、週明け(この日は金曜日)である月曜日に再度診察へ来るよう言われた。

帰宅中、車を運転しながら、ぼんやり考える。

「とりあえず医者も慌てた様子が無かったし今日、明日に死んだりはしないかな…」
なんて、やはり油断していた。

でも、何か気持ちの中では引っ掛かる所があった。

まあ思い悩んでも、医師から言われた事からは急にどうこうなる訳でも無さげだったので

とりあえず、あまり悩むのは止め真っ直ぐ寄り道もせず帰宅する。

本当に呑気なもんで、この日は夕方から

自分の趣味である格闘技観戦の予定があり

「病院も行ったし大丈夫だろ」と

力一杯油断しながら現地へ向かった。

だけど、朝起こった出来事からは

明らかに体調が悪く

格闘技の観戦中、ずっと

「具合が悪い」と、一緒に観戦した後輩くんに言っていた。

これも迷惑な話だ。

だけど、この時も「自分が急に意識を失った時、誰かが自分の体調を知っていたら安心」とか、無意識に保険を掛けるように、あれこれ教えていたんだろう。

無事、というか、その晩は体調不良を引きずってはいたが何も起こることも無く帰宅。

寝る支度を終え布団に入る。

何か眠る事に恐怖感を抱きながらだがいつの間にか眠りました。





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