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いつものように11種類の薬を
全部飲んで自分の部屋に
行こうとしたら
お袋が急に泣き出した。




こんな薬じゃ治んないらしい。
血液に相当濃い薬物注入されて、身体中の血を全部交換しないと
ダメだって、ガキみたいに泣きながら俺に話してくれた。



知ってたよ。
俺のﾀﾒに嘘ついてくれたんでしょ?



それに、覚悟はできてる。




「俺はもう、長くないんでしょ?」

答えは知ってるけど、聞いてみた。



お袋は何も言わなかった。



どっかのドラマみたいに
残りの寿命がどれくらいか
わかればいいのに。



覚悟はできてるとは言ったけど、
後悔なら２つだけある。


ひとつは、あいつが見れなかった未来を６年分しか見れなかった事。


もうひとつは、大切な人と一緒に住むって約束を破ってしまう事。






ごめんな…

大切な人

今までこんなに嘘をつくのが辛いと感じた事ない。




俺の大切な人は君だけだよ?




だけどもうそれは伝えられない。

入院

めんどいなぁ♪



しても完全に治らないらし--し(^O^)




だったら家にいよ♪