おしゃれ紳士『オシャレ紳士のエポック・メイキング・ストーリー』感想 | ぽけっとにチケット~おきらく観劇日記~

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11月に座・高円寺2で上演された、おしゃれ紳士10周年記念『オシャレ紳士のエポック・メイキング・ストーリー』を観てきました。

その日は朝から1日中研修でグループディスカッションをしていてすごく疲れていたんですが、オトナ男子達の本気で真面目な大騒ぎと楽しいダンスパフォーマンスに元気をもらって、疲れが吹っ飛びました。

おしゃれ紳士は自らを“茶番劇”と謳っているものの、いやいや、核になるテーマはあるし、胸が熱くなる場面もあって、とても濃い時間を過ごせたひとときでした。

 

 

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2018年11月9日(金)18時

座・高円寺2

コンセプト・ディレクション 伊藤祐輔

総合演出・西川康太郎

出演 井内勇希 木村和弘 西川康太郎 伊藤祐輔 阿部公平 岡本陽介 菊池祐太 岸本武享 木村聡太 志村倫生 武井翔 長谷川暢 ひこひこ 廣瀬瞬 藤田雄気 宮崎雄真 森政博 山咲和也

 

 

おしゃれ紳士を観るのは今回で3回目。

そもそもはパラドックス定数の井内勇希さんが出演されるというのではじめて観に行った時、地下のすごく小さい劇場で、出演者は上半身裸にネクタイという出で立ちだし、「なんか・・イケナイ感じだったらどうしよう・・」と、ちょっとドキドキしながら階段を降りていったのを覚えています(笑)

 

が、すぐ目の前で繰り広げられた世界は、コミカルで、熱くて、どこか優しさもあって、

「これは・・ハマりそうな予感がする」と思いました。

その後も何回か公演のお知らせを目にしていましたが予定が合わず、2回目は去年の暮れの『オシャレ紳士と梅棒のソラノ/カナタノ/セカイ』、そして今回となりました。

 

オシャレ紳士は、公式サイトによれば、2002年に大学の同期メンバーで結成され、ジュリー(沢田研二)へのリスペクトからセンタークリースハットをかぶり、黒のパンツスタイルをとる(そうだったんですね!)が、ダンディズムの曲解から上半身裸にネクタイ。

 

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2008年に再始動し、主宰、伊東祐輔さん、総合演出はゲキバカの西川康太郎さんを中心に、主要メンバーは井内勇希さん、池田遼さん、木村和弘さんを含めて5人で、時にいろいろなコラボレーションをしながら、ダンスなどのパフォーマンスを行う、とありますが、

 

私がはじめて観たのは2016年のDACTpartyとのコラボレーションで、台詞はほとんどなく、JPOPに合わせた振り付けとパントマイムでショートストーリーを表していて、紅一点のSun!!さんもとても魅力的でおもしろかったです(本公演を観たことはないのですが、梅棒的な感じ・・?)

今回は10周年記念ということで、ダンスの他にひとつの物語も軸にありました。これが本来のおしゃれ紳士のスタイルなのでしょうか?

 

井内勇希さん演じる芥川ガンマは、38歳で漫画家のアシスタント。漫画家になる夢をあきらめたわけではないけれど、夢の実現に今ひとつ踏み込んでもいない、そんな隙間に自分を置いていますが、ある日、町で怪獣とヒーローたちが戦っているところに出くわします。

撮影かなにかだと思って見ていた芥川ですが、苦戦しているヒーローから、黄金のGペンを渡され、最強のヒーローを描いてほしい、と言われ、自分の思い描くヒーローを書いてみると、それが実際に動き出し・・・

 

時に漫画チックに、時にシュールに展開する話の中で、自分が作り出したヒーローがダークヒーローとなって自分に鋭く問いかけてくる台詞は、何らかのクリエイティブな活動をしている方には、少し痛みを感じるのでは?と思いましたし、演じている方達の等身大の話、と思える部分もありましたが、最後の、芥川とダークヒーローとの対峙のシーンは見応えがありました。この戦いは、形は違っても誰にでもあるものかもしれませんね。

芥川が夢に向かって第一歩を踏み出すラストも胸に光が射して、よかったです。

 

この作品を観ながら、ミュージカルの『RENT』を思いだしたりしましたが、夢をあきらめないということはとても苦しいことでもあるだろうな、と思うし、そういう方たちがいるからこそ、私は観客席に座って感動を享受できるのだな、と感謝する気持ちにもなりました。

 

今回の作品には、ゲキバカ、FUKAIPRODUCE羽衣、からまわりえっちゃん、アマヤドリなど、拝見したことはなくても名前を知っている小劇場の劇団員の方達が参加していて、みなさん個性豊かでとてもよかったです。

正直、鍛え上げられたダンサーの肉体ではなく、体型もそれぞれなんですが、むしろそこがとても味わい深くて、でもダンスはキレがあって群舞はとても迫力があるし、パントマイムもすごく上手。

 

個人的な好みから言えば、はじめて観た時のようなシンプルな構成が好きだな、とも思いますが、みなさん台詞がきちんと届いてくるところはさすがに俳優さん達だと思いましたし、お名前とお顔が一致しないのが残念でしたが、印象に残る方も何人もいました。

あと、パラドックス定数ファンで井内さんファンの私としては、井内さんがセンターで踊る姿が何気に嬉しかったり。

上演中、撮影OKなのもおしゃれ紳士ならではですね。

 

おしゃれ紳士初心者の私ではありますが、これからも彼らのパフォーマンスを見続けていきたいな、と

思います。

 

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