当初の予定にはなかったんですが、アガリスクエンターテイメントの『紅白旗合戦』を観てきました。

公演が、3月29日(日)までなので、あせって書いています。

すごくおもしろかった!

お時間があえば、是非!



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2015年3月27日(金)マチネ

サンモールスタジオ

作・演出 冨坂友

出演 淺越岳人 鹿島ゆきこ 塩原俊之 沈ゆうこ 加藤隆浩 川添美和 菊地奈緒 熊谷有芳 斉藤コータ 津和野諒 野澤太郎 ボス村松 前田友里子



ある高校の卒業式の実施案をめぐって、生徒側と教員側が対立する会議を描いたシチュエーションコメディ。(チラシには、屁理屈シチュエーションコメディ劇団とありますね)

その中で、国旗と国歌の問題が扱われるということで、ちょっと緊張しましたが(ここに我が国の複雑さがあると思いますがそれはともかく)

右とか左とかに拘泥することなく、

かといって逃げるわけではなく、

思想や生徒の自治をめぐる主張やそれぞれの立場のやりとりを笑いに変えて観客を大いに笑わせ、

そして本当に大切なものは何かを提示していたと思います。

作者の、まっすぐな感性を感じました。


生徒側、教師側、それぞれが自分達の案を通すために、策略をめぐらせ、買収し、多数決をとればどんでん返しの連続で、笑いっぱなしの2時間。

この対立がどうなるかは観てのお楽しみですが、

これ、

相当、緻密に考えられた脚本だと思います。

そして、どこか温かい気持ちにもなる。


このお芝居を観に行こうと思ったのは、「六号通り診療所所長のブログ」で紹介されていて興味をもったからなんですが、

その中で、ブログ主様が、作・演出の冨坂友さんを、三谷幸喜に匹敵する書き手であると評していましたが、

確かに!

最近、小劇場を少しずつ観ているんですが、

「見つけた!!」という感じです。


フライヤーは見ていたと思うんですが、ちょっとインパクトに欠ける部分もあって、スルーしてたんだと思います。

所長さんのブログを読まなかったら、行っていなかったと思う。

ブログ主様に感謝です。

そして、今日、たまたま午後があいていたので、観に行くことができて、演劇の神様が微笑んでくれたのかなー、と思っています。


役者さん達は、みんな良かったです!

笑いをとりにいこうとするのではなく、本当に、こういう生徒や先生って、いるいる、っていう感じで、その役を真剣に生きているリアルな姿が笑いに結びついていました。


終演後、冨坂さんと少しお話をさせていただきましたが、まだお若いんですねー。

若い世代に期待できるのって、嬉しいです。

次回の公演は、演劇友達を誘って行きたいと思います。


そうだ、チケット代を支払うとき、よくわからないけど「貧民です」って言ってみたらまけてもらえちゃったけど、支払えない金額じゃないのに、申し訳なかった気がします。

次回は、ちゃんと払いますね。