ずいぶんお久しぶりのブログアップです。(汗x汗)


一昨日、アメリカから戻ってきました!現地時間の6月20日午後2時半にシアトルタコマ航空をアシアナ航空の飛行機で発ち、11時間かけてインチョンまで行き、1時間半の乗り継ぎで、更に1時間半ほどのフライトで関空へ。


自宅についたらあと10分で日付が変わる時間だったから、ほぼ3日かけての帰国!(滝汗)疲れたけれど、好きなことして遊んできたんだから、しんどいって愚痴れないよね。(笑)


今回のキャンピングカーはおニューってだけあって、2年前に借りたものよりはちとましだったけれど、それでもアメリカはどこもかしこも荒野の上に、15リットル級の巨大エンジン搭載トラックがビュンビュン追い越してくれるもんで、吹き飛ばされて、本当、怖かった!(滝汗)


そんな中、連日130キロくらいの猛スピードで高速道路を走りながらも、大きな事故もなく(小さい事故は実はあたのだ!後程...)、最終的に5000キロをドライブし、無事に帰って来れて、本当、良かった!ε-(´∀`*)ホッ。


シカゴを出た私たちがまず向かったのはアイオワ州。


今回のドライブルートに、マディソンって町があったの。その名前を見て即思い出したのが、本にもなったし、クリントイーストウッドとメリルストリープ主演で映画にもなった、『マディソン郡の橋』。


でも、調べてみると、その町はあのストーリーとは全然無関係の町でした。が、しかし、ほんの1時間間足らず迂回すれば、そのマディソン郡に行けることも発見!


私は古い呼び方で自分を表現するなら、ミーハーなオバチャン!(笑)それが分かると、どうしてもあの本でも映画でも見た橋が見たくなり、行ってきましたよ。これがその橋です!


赤い囲いにはちゃんとした理由があり、頑丈で高価な橋に使う板が、雨風でだめになりしょっちゅう取り換えなくても良いように、安い板で作ったこの赤い囲いで保護しているのだそうです。


この橋が架かっている町はウインターセットと言い、あの往年の名優ジョンウェインの生まれた町でもあるらしい。ジョンウェインの生家がミュージアムになってました。私は全然興味がなかったので写真も撮ってないけれど、ジョンウェイン通りなんて道路もあったよ。


この日、この橋を観に行く前に、ウインターセットのカフェでサラダなランチを食べました。私たち同様観光客が、そのカフェのバーカウンターに座って写真を撮っていたの。意味も分からず、私もバーの写真だけとりあえず撮って来た。(笑)


2、3回観た映画だけれど、もう何年も前のことで全然記憶にない。後で調べたら、このカフェは映画のロケに使われたようで、メリルストリーフ演じるフランチェスカに駆け落ちを断れたロバートキンケイドことクリントイーストウッドが、塞ぎ込んでいたのがこのカフェなんですって。


その後私たちは車をサウスダコタ州へと向けて走らせました。この日は朝から7時間くらいに及ぶロングドライブ。旅程中、最も長時間運転をし、旦那も私も疲れ切った日でした。


サウスダコタ州での目的は、バッドランド国立公園。


似たような景色は、前回のキャンピングカーツアーでグランドキャニオンやブライスキャニオンで観ましたが、私的にはこのバッドランド国立公園が、その中でも一番好き!


マカロニウェスタンな映画に出て来そうな景色が、凄く綺麗だった!ガラガラヘビに注意なんて標識が各所に見られ、ますます西部劇のロケ現場を連想させました。すごくきれいだったよ!


その後、次の目的地に移動中、デビルズタワーと言う国立公園に立ち寄りました。


この辺りに数日滞在するなともかく、ほんの1、2時間観光するのに高価な入園料払うのが馬鹿らしくて、行ったけれど、公園の外から写真を撮っただけ。ランチブレイクにして次に移動することに。


で、この写真をFBにアップしたら、お友達の一人が、これって映画『未知との遭遇』のロケ現場じゃない?とコメントしてくれた。調べてみると、そうなんだよ!びっくり。


旅程中に2つも映画のロケ現場に立ち寄れるなんて、ミーハーなオバチャン、後からめさ盛り上がりました。(爆)実は、正確には旅の最後3泊したインは、カイルマクラクラン主演のツインピークスのロケに使われたところなので、3か所訪れたことになるの!(嬉)


デビルズタワーの後キャンピングカーは、私がアメリカでもっとも行ってみたかったところに向かいました。これよ、これ!!!4人の大統領の顔が岩山に彫られた、マウントラシュモー。


夏季にはほんの30分ほどですが、夜、ライトアップされるのです。電気のスイッチオンする前にセレモニー風のものが30分あって、その後全員起立で国歌斉唱。アメリカだわねぇ~~~。(笑)


不謹慎なジャップのお上りさんは、みんなが感動しながら歌っている最中に、シャッターをパチパチ。(爆)


次の日も結構長時間ドライブし、今回の旅行の主目的の1つである、イエローストーン国立公園に到着。


イエローストーン国立公園って、ワイオミング、モンタナ、アイダホの3州に渡る巨大な国立公園。そしてここは世界で初めて国立公園と認定されたところ。


1周しようと思うと300キロを超えるの!(驚)だからここではちょっとゆっくり停泊したくて、旅のはじめに頑張って毎日長時間運転しました。そのおかげで3泊できましたよん。


この公園の一番の見どころは、なんと言ってもオールドフェイスフルと言う間欠泉。日本にも別府温泉にあったよね、血の池地獄だったけ?あれの大規模版!


約2時間に1回湯を吹き、その高さは最長50メートルを記録したこともあるとか。間欠泉の周りには見学用のベンチが並んでいて、沢山の観光客が、いまかいまかと何十分も間欠泉が湯を吹くのを待っていました。


このイエローストーン国立公園はまた、自然のサファリパーク。いろんな自然の動物を目の当たりにすることが出来ます。


アメリカ時代、ちょっと酔っぱらって犬達を連れて車で近所のスーパーに買い物に行き、帰宅して、「シドニー、あいつまだ降ろしてないのに、なんでガレージの前に立ってんねん!」と不審に思ったら、シーちゃんじゃなく熊で驚いたことがあった!(笑)


その熊とも、たった3日の間に4回も遭遇!(驚)


動物園と同じように思っている阿呆な人間。バイソンや熊に接近して写真を撮ってるの。(苦笑)私は怖くて車の中からしか写真が撮れなかったよ。走り出したら時速60キロくらいで突進してくるよ。あっという間に殺されちゃう。(怖)


イエローストーンを後に、向かったのはモンタナ州。ボーズマンと言う町で旦那の元同僚夫婦と朝食をし、同じ日のランチに、ミズーラと言う町で私のお友達夫婦とランチを食べました。


その移動の途中、若き頃スキーに没頭していた私が、一度行ってみたいと思っていたビッグスカイに立ち寄りました。


実はここに行くまで、私、Big Skyをビッグスキーだとばかり思っていて、何十年も経って初めて、スキーじゃなくスカイだと知り、自分の英語力にマジ落ち込んでしまいました。(爆)


モンタナ州を出てからはアイダホ州のクーダレーンへ。クーダレーンって湖があってすごく美しい町なの。アメリカで私の好きな町の1つ。本当はここでゆっくり1日過ごすつもりが、あいにくの雨!


仕方なく予定を変更し、ワシントン州のヤキマを経由してオレゴン州・コロンビア渓谷へ。


カスケードロックに架かる『神々の橋』。神秘的なネイティブアメリカンの伝説の橋。私の大好きなスポットの1つです。


爺さんと婆さんがアメリカに来てくれた時、コロンビア渓谷に連れて行こうと計画し、グルポンで、この橋を渡ったワシントン州側のリゾートホテルの割引クーポンを買ったの。ところが、爺さんがオレゴンまで行く自信がないと言い出し、結局そのクーポンは無駄に...


ところが今回旅の途中、旦那が「クーポンとしてはすでに無効でも、キャッシュバリューは依然有効なはず!」と言い出し、そのホテルに電話をしてお問い合わせ。


旦那の言う通りキャッシュバリューは有効で、たった35ドルの追加金で、高級リゾートホテルに1泊出来ました。


FBに橋の写真とホテルに泊まることを投稿したら、お友達が、「これはお父さんからのギフトだよ!」ってコメントしてくれました。前夜、めっさ寒くてなかなか寝付けなかった私。父が一晩でも温かいベッドで眠らせてやろうと仕組んでくれたことだと感謝したのでした。


今回は外食をなるべく避け、キャンピングカーの中で料理したり、キャンプ場のBBQでお肉を焼いて食べることが多かったのですが、その晩は父からのギフトで泊まったホテルのレストランで、ちょっとごちそうを食べて旅の疲れを癒しました。


さて、冒頭で触れた小さい事故ですが、実はこのコロンビア渓谷で起きました!(苦笑)


コロンビア渓谷と言うと、私の大好きな滝巡り。私にとって神秘的な意味のあるマルトノマの滝は、また今回も別世界の美を見せてくれました。


ところが、これらの滝は旧街道に並んでいます。その旧街道ってのが、舗装された綺麗な道なんだけれど、乗用車でもちょっと大きいと交代し難いほど細いの。


私ら夫婦の誤算!キャンピングカーの幅を完全に忘れてその旧街道に入ったもんで、路肩ぎりぎりに通行しても、対向車と交代出来ないほど狭いの。(滝汗)


路肩に滑り落ちない様に、ボディーをこすらない様にと、細心の注意を払って運転したんだけれど、次の瞬間、道路標識に右側のサイドミラーをぶつけてしまった私!(冷汗)


肝冷やしながら運転を続けていたら、今度は左側のミラーを対向車のミラーにぶつけてしまいました!(激汗)


幸い、どちらのミラーも傷は殆ど目立たず、標識も壊さなかったし、対向車のドライバーもノープロブレムでなんとか窮地を免れました。ε-(´∀`*)ホッ。


でも、落ち込んじゃってさぁ、旦那に運転を代わってもらいました。したら、今度旦那は、車のサイドに数センチ出てるエグゾーストを、2回も岩にこすってしまったの。(汗x汗)


予定ではめぼしい滝を全部めぐるつもりだったんですが、マルトノマの滝だけで断念!(涙)


コロンビア渓谷を出た私たちはポートランドへと向かいました。ここでの目的は、9年前に食べてすごく美味しかった和食をもう一度食べるため。私たちが行きたかったレストランはこちら、こうじ大阪屋さんです。


9年前初めてポートランドに行った時、ホテル近くのこのレストランで旦那はとんかつ定食を食べました。そのとんかつと一緒に登場したソースが、甘すぎるブルドッグではなく、我が家好みのイカリソースだったのです。


お味噌汁も海外の和食レストランでおなじみの砂糖入りではなく、お出汁の効いたとっても美味しい日本の家庭の味。以降、ポートランドに行く度、こうじ大阪屋さんで食べようねと決めながら、タイミングを逃して9年ぶりの訪店となりました。


日本を出てから2週間ぶりの和食。旦那はキリンビール、私はアサヒビールを飲みながら、旦那は天ぷら定食...


私は塩鯖とヒレカツのコンボ定食を食べました。


今回も美味しくいただきましたが、お店の人が空になったソースのボトルを補充しているのをちらっと見たら、どうもブルドッグソース風だったのが、ちょっと残念だった。


その晩もホテルに宿泊。コロンビア渓谷やポートランドって、キャンピングカーが止められるキャンプ場が少なくて、車を停泊させるところに困りました。


町の中心から離れたところに停めると、結局はタクシーを利用して町まで行かないといけない。いっそまた今晩もホテルに...ってことで、前から一度泊まってみたかったケネディースクールに宿泊したのです。


ここはその名の通り昔は学校だったところ。それをマックメナミンと言うチェーンのブルワリーパブが買取り、ホテルに改装した施設です。


部屋に入ると黒板にチョークで書かれたウェルカム!


書棚にはたくさん本が並んでいて、お飾りだけじゃなく、ちゃんと扉を開けて読書することもできます。


写真はないけれど、ローマスタイルの温水プールもあり、朝からジェットバスで旅の疲れを癒しました。


当初は4000キロを予定していた旅程。何度も迂回しながら移動していたら、結局、2週間で5000キロもドライブすることになりました。


それでも大きな事故にも遭わず、無事にシアトルまでたどり着き車を返却。最後の5日間は小型の乗用車をレントし、懐かしい町・シアトルや、2年前まで住んで居た町の周辺を、思い出に浸りながらぶらつきましたよん。(笑)


そうそう、シアトルの町でティンティン像を発見!


こんなの以前はなかったのに...で調べてみると、どうやらこの春に立てられたものらしい。


ティンティン丸出しのこの男性像の名前はアダム!(笑)シアトルの不動産会社のビルの前で、その一物を露わにして立っています。(体の割りに小さい一物は立ってなかったけどね...爆)


なんでも今、アダムのパートナー・イブの像も製作されているそうです。このティンティンをおさわりする観光客(多分女性!?)が多いそうで、イブの像がシアトルに登場すると、今度はおティティをおさわりする男性観光客が続出しそう。(笑)


旅の終わり、アメリカ時代に住んで居た家を見に行って来ました。


夏の暑い日に、旦那と二人で必死に植えた50本くらいのラベンダーの苗。大きくなっているかなぁ...と期待して行ったら、新しい住民に全部抜かれてしまってました。ちょっと悲しかったねぇ...(涙)


家の裏のキティーGuyオヤジはいまだに暴走している風で、調べてみると、私たちから購入した住民は、改装に多額のお金を費やしながら、たった2年足らずで退去。この春にまた新しい家族がこの家に越して来たようです。


2年前アメリカを去った時、もう2度と行くことはあるまいと思っていたのが、たった2年でまた渡米。


今年54になる私の年齢を考えると、キャンピングカーでアメリカを横断するなんてワイルドな旅は、もうこれがギリギリ限界ですが、また別の形でアメリカを旅行することもあるかもしれない。


でも、とりあえずはこれが最後の最後のライブなアメリカだと思って、後悔のないよう、しっかりとこの目に焼き付けてきました。


各所で懐かしいアメリカ時代のお友達とも出会い、食事やドリンクをごちそうになりました。みんな、本当にありがとう!2年経っても私たち夫婦のことを忘れずにいてくれて、快くウェルカムバックしてくれたことに、心より感謝しております。