25年前イギリス留学から帰国し、留学中にスコーンなるお菓子を食べたと周囲の人に話すと、誰もスコーンを知りませんでした!それが今では、私が住んでいた東京の田舎町の、しけたスーパーの中のちんけなベーカリーででも、手作りスコーンが売っていたから笑えた。(爆)
“アフタヌーンティー”と言うお洒落なティールームも各地に出来、昔の英国貴族の様にし午後のひとときの紅茶を楽しめる場所も増えたもんで、今ではスコーンを知らない人は居ない。
でも、不思議なことに、フランスもんのお菓子は多いのに、スコーン以外のイギリスのお茶菓子ってのは殆ど見かけません。
今日ご紹介するのは、そんな知られざる英国のお茶菓子の1つです。私にとってはスコーン以上にイギリスを懐かしく思い出させる可愛いお菓子なんですよ。
バッテンバーグケーキ
Battenburg、英語発音ではバッタンバーグに近いんですが、ブログではカタカナ表示でバッテンバーグケーキと呼ぶことにします。
ベイクウェルタルト などと共に、昔からイギリスで親しまれているバッテンバーグケーキ。ウィキペディアで調べてみると、どうやらヴィクトリア女王の孫娘とバッテンバーグ(ドイツ)の王子との結婚を祝し創作されたケーキらしいです。
マジパン(アーモンドペースト)で包まれたチェック柄の、黄色とピンク2色のスポンジ2つずつ計4つは、バッテンバーグの王子とその兄弟4人を象徴しいるそうです。
子供の頃から(そして、おばはん化した今でも)ピンク色が大好きな私が、イギリスに住みだしスーパーで買い物中、真っ先に目に留まったのがこのケーキでした。可愛くて買わずに居られず、1つ掴んでかごに入れました。
私は甘いものが嫌いなくせになぜかアーモンドペーストの甘い香りは大好き。買って来たバッテンバーグを一切れ切って食べると、大好きなピンク色のケーキは、大好きなアーモンドペーストの香りがぷんぷんした。いっぺんにそのとりこになってしまいました。
アーモンドペーストが嫌いだと言うイギリス人は結構多い。元彼も嫌いだったし旦那も苦手。なもんで、大好きなバッテンバーグを1本買うと、毎晩一人夕食の後、2cm程ちびちび切り、熱いミルクティーを飲みながら食べるのが私のイギリス時代のささやかな楽しみだったのです。
先週、近所の英国よろず屋に立ち寄りました。欲しいものが品切れで仕方なく帰ろうとした時、ペイストリーカウンターにこれが売っているのが目に入りました。バッテンバーグケーキ!いや食べてみると、正確にはバッテンバーグもどきでした。
イギリスのスーパーで売っているバッテンバーグケーキってのは、こんなケーキ なんですよ。私の作ったのはスポンジを無駄にしないために正方形に切りそろえていないから歪な形ですが、でも、このよろず屋で買ったのよりずっとバッテンバーグらしい。(でしょう?)
よろず屋のバッテンバーグのマジパンがやけに白いと思ったら、ただのシュガーペーストにアーモンドエッセンスを加えただけのも!アメリカって、アーモンドミールがあまり売っておらず、その上マジパンに使える皮のついていないミールは高い。だからけちっとるんです。
おまけにスポンジは植物性の脂で焼いたかすかすもので、何よりも、ラズベリージャムを使こうたらあかんやろうが!(怒)私に言わせると正統なバッテンバーグケーキは、アプリコットジャムを使わなあかん!
こんなまがい物をバッテンバーグなどと呼び、アメリカ人に食べさせているとはけしからん店じゃ!と憤慨した私は、今週の旦那の同僚への差し入れにバッテンバーグを選び、アメリカ人達に本当の味を教えて上げることにしました。
このケーキ、ちょっと見は複雑そうですが、なにせあーた、あの“シンプルライフ”のイギリス人が考えたケーキですから、実は、結構簡単に作れてしまうのです。(笑)
要は、ヴィクトリア女王の好物だったヴィクトリアスポンジケーキの応用です。生地を半分に分け、1つには食紅で色をつけて、焼いたスポンジをスティック状に切り分け、チェックになるよう交互に並べ、ジャムを糊代わりにし貼り合わせ、あとはマジパンで包むだけのことです。
<材料 20cmのケーキ2本分>
(スポンジケーキ)
薄力粉...180g
ベーキングパウダー...小さじ1
バター、室温に戻し柔らかくしておく...180g
グラニュー糖...180g
卵、溶きほぐしておく...3個
バニラオイル...数滴
食紅(赤)...数滴
(マジパン)
アーモンドミール(アーモンドプードル)...250g
粉砂糖...125g+台の上に打つ分
グラニュー糖、出来れば粒子の細かいもの(スーパーファイン)...125g
卵...約1個
アーモンドエッセンス、質の良い香りが濃厚なもの...小さじ1/2
レモン汁...小さじ1/2
(その他)
アプリコットジャム...適宜
<作り方>
1.型にバター(上記分量外)を塗り、ベーキングペーパーでライニングしておく。生地を作るのに使用するボウルの重さを量ってメモる。こちら を参考にスポンジケーキの生地を作る。
2.スポンジケーキの生地が出来たらボウルごと計量し、総重量からボウルの重さを引いた数字の1/2の生地を1つの型に流しいれる。ボウルに残った生地には食紅を数滴加えピンク色に染め、もう1つの型に流しいれる。
3.180度で予熱を済ませたオーブンで25~30分焼く。焼きあがったら数分型に入れたまま粗熱を取り、その後ワイヤーラックの上に取り出し完全に冷ます。
4.マジパンを作る。アーモンドミール、粉砂糖、グラニュー糖をボウルに入れスプーンでよく混ぜ合わせる。
5.カラザを取り除きしっかり溶きほぐした卵の7割と、アーモンドエッセンス、レモン汁を4に加えフォークなどで混ぜ合わせる。液体がアーモンドミールに馴染んだら手にかえひとまとめにする。残りの卵でマジパンの固さを調整する。2つに分け丸めて15~20分冷蔵庫で冷やす。
マジパンは固すぎず柔らかすぎず、ちょうど型抜きクッキー生地程度の固さです。ベーキングペーパーの上に軽く粉砂糖を打ったら麺棒で延ばせる固さに調整します。卵を全部加えてもぱさぱさしているようであれば、レモン汁もしくは水を数滴加えてゆるめます。
6.焼き上がった2色のスポンジの横両端を切りそろえ、縦に2等分しさらにそれを2等分、計4本のスティック状に切り分ける。黄色、ピンク、黄色、ピンクの順に並べ、角スティックの上になった面にアプリコットジャムを塗る。
7.両端のスティックをそれぞれ、黄色をピンクの上に、ピンクを黄色の上に載せる。2本ずつペアーになったスポンジの重なる面に、同様にアプリコットジャムを塗り貼りあわせ、計2色4本のスポンジをチェック柄のケーキにまとめる。
8.ベーキングペーパーの上に粉砂糖を軽く打ち、麺棒でマジパンを7のスポンジがすっぱり包める大きさの長方形に延ばす。7のスポンジの上面にアプリコットジャムを塗り、ジャムを塗った面が底になるようにしてマジパンの中央に載せる。
9.マジパンに触れる残りの3面にもアプリコットジャムを塗り、ベーキングペーパーを持ち上げマジパンでスポンジをすっぽりと包む。合わせ目が分厚くならないよう余分なマジパンをはさみで切り落とし、指で軽く押さえ合わせ目を整える。
これであとは上下逆さにし両端を切りそろえたら、チェック模様がとても可愛く、アーモンドの香り豊かなバッテンバーグケーキの出来上がりです!
とか、いとも簡単にすいすい作れたように報告してますが、実は昨日は色々とハプニングがございまして、一日の終わりにはすっかり疲れきってしまい、晩御飯を作れなくなってしまったのです。そのハプニングとは...
まずは出足から大失敗!スポンジケーキの生地を作り2等分し、1つに食紅を数滴入れました。この食紅は去年の暮れにジンジャーブレッドピープル を作るのに買った1箱に4色入ったもの。
赤い食紅を2滴入れても、5滴入れても全然赤くなりません!赤くなる代わりに段々黄ばみがまして来ました。おかしいなぁ、買ってまだ数ヶ月だし、食紅なんか腐って色が変色することもないだろうし、一体どうなってんやぁ...
不審に思いつつも私はまだ大きな失敗をしていることにも気づかず、その食紅を延々10滴くらい加え続けたのす。そしておめでたいとは私のことで、もしかしたら火が加わったら色が黄色から赤に変わるんではとまで期待し、その生地をオーブンに入れました。
しかしオーブンに入れてから、いくら阿呆な私でもふと考えました。もしかして、黄色の食紅を使ったんではないやろか...?
で、もう一度箱を取り出し見ると、なんでもちゃんと後片付けしないから、こういう失敗が起こることをつくづく思い知らされたのでした!
ジンジャーブレッドピープルを作った後、ちゃんと箱の表示通りの色の箇所にその色の食紅を戻さず、よりにもよって、赤の箇所には黄、青の箇所には緑、緑の箇所には青、そして黄の箇所には赤をでたらめに突っ込んでおったのです。
箱に表示された色だけを頼りに食紅の入った入れ物を取り出し、よく調べもせずにばんばん生地に投入していた私。だから生地が黄ばんだのです。でも、食紅も液体の状態では、暗い部屋では赤ばんで見えたんです!(言い訳)
そしてもう1つの失敗は、マジパンを作ろうとアーモンドミールと砂糖を合わせ、卵もレモン汁も加えて、ではアーモンドエッセンスをと思って出してきたら、私がアーモンドと思っていたエッセンスは、なんとココナッツ!
アマレットがあったのでそれで代用しようかと蓋まで開け、相当悩みはしたんですが、このケーキの一番の決め手はこのアーモンドエッセンスの風味で、やっぱり面倒だけど近所のスーパーまでひとっ走りすることに。
しかし、この2つの失敗はたいしたもんではないんです。黄色い食紅を入れたのは怪我の功名で、ピンクのケーキと合わせると反って色が際立ちよかった。アーモンドエッセンスも、ココナッツエッセンスを加える前に気づいたので未然に解決。
しかし、問題は最後の失敗です!ちゃんとチェック柄にしたつもりなんですよ。なのに、これです!(滝汗)
形を整えるのにスポンジを切りそろえると切れ端がもったいないと思い、分厚いところには薄いところを重ね合わせ、なんとか切らずに済むように重ねたんです。
でもマジパンで包む直前、やっぱこっちの方がちょっと分厚い?と思い、向きを変えたのが悪かった!(涙)
この失敗に気づき、あわててナイフを取り出し、一旦巻いたマジパンをめくろうと苦労しました。でも、だんだんおかしくなってきて一人で大爆笑し、“うちの上さんこんなにうっかり者です!”ってことを同僚に示させてやろうと思い、そのまま切って包むことにしました。
当然、ちゃんとチェック柄になっている成功した方のケーキを上にしてパッキングしました。(爆)よろず屋のバッテンバーグを、もどきなどと呼んだ罰なんです。やっぱプロにはかないません。(深謝)
黄色の食紅を使ってケーキを焼いてしまったため、もう一度生地を作り直しピンクのスポンジを焼きました。そんなもんで、結局食紅の入っていないケーキが2枚残ってしまい、手作りジャムを挟み、マジパンの苦手な旦那に四角いヴィクトリアスポンジケーキを作ってあげました。
バッテンバーグはやっぱり手作りすると美味しいんですが、アーモンドエッセンスが結構高く、安い方を買ったらあんまり香りが良くなくて、いまいちあのアーモンドの良い香りがせず物足りなさを感じました。
昔の貴族のライフスタイル=イングリッシュライフと大きく誤解している人達に、私がイギリスの下町でするように熱いミルクティーを淹れ、このケーキと共にリアルなブリティッシュティータイムを、味あわせてあげたい!
イギリスにはこの他にも昔から伝わるお茶菓子ってのがたくさんあります。ぼちぼちですがこれからもそれらのお菓子の作り方を、このブログに記録していきたいなと思っています。
“アフタヌーンティー”と言うお洒落なティールームも各地に出来、昔の英国貴族の様にし午後のひとときの紅茶を楽しめる場所も増えたもんで、今ではスコーンを知らない人は居ない。
でも、不思議なことに、フランスもんのお菓子は多いのに、スコーン以外のイギリスのお茶菓子ってのは殆ど見かけません。
今日ご紹介するのは、そんな知られざる英国のお茶菓子の1つです。私にとってはスコーン以上にイギリスを懐かしく思い出させる可愛いお菓子なんですよ。
バッテンバーグケーキ
Battenburg、英語発音ではバッタンバーグに近いんですが、ブログではカタカナ表示でバッテンバーグケーキと呼ぶことにします。
ベイクウェルタルト などと共に、昔からイギリスで親しまれているバッテンバーグケーキ。ウィキペディアで調べてみると、どうやらヴィクトリア女王の孫娘とバッテンバーグ(ドイツ)の王子との結婚を祝し創作されたケーキらしいです。
マジパン(アーモンドペースト)で包まれたチェック柄の、黄色とピンク2色のスポンジ2つずつ計4つは、バッテンバーグの王子とその兄弟4人を象徴しいるそうです。
子供の頃から(そして、おばはん化した今でも)ピンク色が大好きな私が、イギリスに住みだしスーパーで買い物中、真っ先に目に留まったのがこのケーキでした。可愛くて買わずに居られず、1つ掴んでかごに入れました。
私は甘いものが嫌いなくせになぜかアーモンドペーストの甘い香りは大好き。買って来たバッテンバーグを一切れ切って食べると、大好きなピンク色のケーキは、大好きなアーモンドペーストの香りがぷんぷんした。いっぺんにそのとりこになってしまいました。
アーモンドペーストが嫌いだと言うイギリス人は結構多い。元彼も嫌いだったし旦那も苦手。なもんで、大好きなバッテンバーグを1本買うと、毎晩一人夕食の後、2cm程ちびちび切り、熱いミルクティーを飲みながら食べるのが私のイギリス時代のささやかな楽しみだったのです。
先週、近所の英国よろず屋に立ち寄りました。欲しいものが品切れで仕方なく帰ろうとした時、ペイストリーカウンターにこれが売っているのが目に入りました。バッテンバーグケーキ!いや食べてみると、正確にはバッテンバーグもどきでした。
イギリスのスーパーで売っているバッテンバーグケーキってのは、こんなケーキ なんですよ。私の作ったのはスポンジを無駄にしないために正方形に切りそろえていないから歪な形ですが、でも、このよろず屋で買ったのよりずっとバッテンバーグらしい。(でしょう?)
よろず屋のバッテンバーグのマジパンがやけに白いと思ったら、ただのシュガーペーストにアーモンドエッセンスを加えただけのも!アメリカって、アーモンドミールがあまり売っておらず、その上マジパンに使える皮のついていないミールは高い。だからけちっとるんです。
おまけにスポンジは植物性の脂で焼いたかすかすもので、何よりも、ラズベリージャムを使こうたらあかんやろうが!(怒)私に言わせると正統なバッテンバーグケーキは、アプリコットジャムを使わなあかん!
こんなまがい物をバッテンバーグなどと呼び、アメリカ人に食べさせているとはけしからん店じゃ!と憤慨した私は、今週の旦那の同僚への差し入れにバッテンバーグを選び、アメリカ人達に本当の味を教えて上げることにしました。
このケーキ、ちょっと見は複雑そうですが、なにせあーた、あの“シンプルライフ”のイギリス人が考えたケーキですから、実は、結構簡単に作れてしまうのです。(笑)
要は、ヴィクトリア女王の好物だったヴィクトリアスポンジケーキの応用です。生地を半分に分け、1つには食紅で色をつけて、焼いたスポンジをスティック状に切り分け、チェックになるよう交互に並べ、ジャムを糊代わりにし貼り合わせ、あとはマジパンで包むだけのことです。
<材料 20cmのケーキ2本分>
(スポンジケーキ)
薄力粉...180g
ベーキングパウダー...小さじ1
バター、室温に戻し柔らかくしておく...180g
グラニュー糖...180g
卵、溶きほぐしておく...3個
バニラオイル...数滴
食紅(赤)...数滴
(マジパン)
アーモンドミール(アーモンドプードル)...250g
粉砂糖...125g+台の上に打つ分
グラニュー糖、出来れば粒子の細かいもの(スーパーファイン)...125g
卵...約1個
アーモンドエッセンス、質の良い香りが濃厚なもの...小さじ1/2
レモン汁...小さじ1/2
(その他)
アプリコットジャム...適宜
<作り方>
1.型にバター(上記分量外)を塗り、ベーキングペーパーでライニングしておく。生地を作るのに使用するボウルの重さを量ってメモる。こちら を参考にスポンジケーキの生地を作る。
2.スポンジケーキの生地が出来たらボウルごと計量し、総重量からボウルの重さを引いた数字の1/2の生地を1つの型に流しいれる。ボウルに残った生地には食紅を数滴加えピンク色に染め、もう1つの型に流しいれる。
3.180度で予熱を済ませたオーブンで25~30分焼く。焼きあがったら数分型に入れたまま粗熱を取り、その後ワイヤーラックの上に取り出し完全に冷ます。
4.マジパンを作る。アーモンドミール、粉砂糖、グラニュー糖をボウルに入れスプーンでよく混ぜ合わせる。
5.カラザを取り除きしっかり溶きほぐした卵の7割と、アーモンドエッセンス、レモン汁を4に加えフォークなどで混ぜ合わせる。液体がアーモンドミールに馴染んだら手にかえひとまとめにする。残りの卵でマジパンの固さを調整する。2つに分け丸めて15~20分冷蔵庫で冷やす。
マジパンは固すぎず柔らかすぎず、ちょうど型抜きクッキー生地程度の固さです。ベーキングペーパーの上に軽く粉砂糖を打ったら麺棒で延ばせる固さに調整します。卵を全部加えてもぱさぱさしているようであれば、レモン汁もしくは水を数滴加えてゆるめます。
6.焼き上がった2色のスポンジの横両端を切りそろえ、縦に2等分しさらにそれを2等分、計4本のスティック状に切り分ける。黄色、ピンク、黄色、ピンクの順に並べ、角スティックの上になった面にアプリコットジャムを塗る。
7.両端のスティックをそれぞれ、黄色をピンクの上に、ピンクを黄色の上に載せる。2本ずつペアーになったスポンジの重なる面に、同様にアプリコットジャムを塗り貼りあわせ、計2色4本のスポンジをチェック柄のケーキにまとめる。
8.ベーキングペーパーの上に粉砂糖を軽く打ち、麺棒でマジパンを7のスポンジがすっぱり包める大きさの長方形に延ばす。7のスポンジの上面にアプリコットジャムを塗り、ジャムを塗った面が底になるようにしてマジパンの中央に載せる。
9.マジパンに触れる残りの3面にもアプリコットジャムを塗り、ベーキングペーパーを持ち上げマジパンでスポンジをすっぽりと包む。合わせ目が分厚くならないよう余分なマジパンをはさみで切り落とし、指で軽く押さえ合わせ目を整える。
これであとは上下逆さにし両端を切りそろえたら、チェック模様がとても可愛く、アーモンドの香り豊かなバッテンバーグケーキの出来上がりです!
とか、いとも簡単にすいすい作れたように報告してますが、実は昨日は色々とハプニングがございまして、一日の終わりにはすっかり疲れきってしまい、晩御飯を作れなくなってしまったのです。そのハプニングとは...
まずは出足から大失敗!スポンジケーキの生地を作り2等分し、1つに食紅を数滴入れました。この食紅は去年の暮れにジンジャーブレッドピープル を作るのに買った1箱に4色入ったもの。
赤い食紅を2滴入れても、5滴入れても全然赤くなりません!赤くなる代わりに段々黄ばみがまして来ました。おかしいなぁ、買ってまだ数ヶ月だし、食紅なんか腐って色が変色することもないだろうし、一体どうなってんやぁ...
不審に思いつつも私はまだ大きな失敗をしていることにも気づかず、その食紅を延々10滴くらい加え続けたのす。そしておめでたいとは私のことで、もしかしたら火が加わったら色が黄色から赤に変わるんではとまで期待し、その生地をオーブンに入れました。
しかしオーブンに入れてから、いくら阿呆な私でもふと考えました。もしかして、黄色の食紅を使ったんではないやろか...?
で、もう一度箱を取り出し見ると、なんでもちゃんと後片付けしないから、こういう失敗が起こることをつくづく思い知らされたのでした!
ジンジャーブレッドピープルを作った後、ちゃんと箱の表示通りの色の箇所にその色の食紅を戻さず、よりにもよって、赤の箇所には黄、青の箇所には緑、緑の箇所には青、そして黄の箇所には赤をでたらめに突っ込んでおったのです。
箱に表示された色だけを頼りに食紅の入った入れ物を取り出し、よく調べもせずにばんばん生地に投入していた私。だから生地が黄ばんだのです。でも、食紅も液体の状態では、暗い部屋では赤ばんで見えたんです!(言い訳)
そしてもう1つの失敗は、マジパンを作ろうとアーモンドミールと砂糖を合わせ、卵もレモン汁も加えて、ではアーモンドエッセンスをと思って出してきたら、私がアーモンドと思っていたエッセンスは、なんとココナッツ!
アマレットがあったのでそれで代用しようかと蓋まで開け、相当悩みはしたんですが、このケーキの一番の決め手はこのアーモンドエッセンスの風味で、やっぱり面倒だけど近所のスーパーまでひとっ走りすることに。
しかし、この2つの失敗はたいしたもんではないんです。黄色い食紅を入れたのは怪我の功名で、ピンクのケーキと合わせると反って色が際立ちよかった。アーモンドエッセンスも、ココナッツエッセンスを加える前に気づいたので未然に解決。
しかし、問題は最後の失敗です!ちゃんとチェック柄にしたつもりなんですよ。なのに、これです!(滝汗)
形を整えるのにスポンジを切りそろえると切れ端がもったいないと思い、分厚いところには薄いところを重ね合わせ、なんとか切らずに済むように重ねたんです。
でもマジパンで包む直前、やっぱこっちの方がちょっと分厚い?と思い、向きを変えたのが悪かった!(涙)
この失敗に気づき、あわててナイフを取り出し、一旦巻いたマジパンをめくろうと苦労しました。でも、だんだんおかしくなってきて一人で大爆笑し、“うちの上さんこんなにうっかり者です!”ってことを同僚に示させてやろうと思い、そのまま切って包むことにしました。
当然、ちゃんとチェック柄になっている成功した方のケーキを上にしてパッキングしました。(爆)よろず屋のバッテンバーグを、もどきなどと呼んだ罰なんです。やっぱプロにはかないません。(深謝)
黄色の食紅を使ってケーキを焼いてしまったため、もう一度生地を作り直しピンクのスポンジを焼きました。そんなもんで、結局食紅の入っていないケーキが2枚残ってしまい、手作りジャムを挟み、マジパンの苦手な旦那に四角いヴィクトリアスポンジケーキを作ってあげました。
バッテンバーグはやっぱり手作りすると美味しいんですが、アーモンドエッセンスが結構高く、安い方を買ったらあんまり香りが良くなくて、いまいちあのアーモンドの良い香りがせず物足りなさを感じました。
昔の貴族のライフスタイル=イングリッシュライフと大きく誤解している人達に、私がイギリスの下町でするように熱いミルクティーを淹れ、このケーキと共にリアルなブリティッシュティータイムを、味あわせてあげたい!
イギリスにはこの他にも昔から伝わるお茶菓子ってのがたくさんあります。ぼちぼちですがこれからもそれらのお菓子の作り方を、このブログに記録していきたいなと思っています。











