以前は夕飯にキッシュを焼くと、こんなお洒落な晩御飯をどこの家庭が食べとる!と、ちょっと自己満足に誇らしい気分で食事をしていました。それが...


破れない、縮まないタルト生地の作り方を見つけたいがために、何度も何度も生地を作り、その都度キッシュを焼いていら、とうとう食べ飽きてしまい、今では全然ありがみのない献立になってしまいました。


でも、昨日焼いたのは別格です!


肉も魚も入っていない野菜だけのキッシュですが、これは焼いた私自身が、料理本から飛び出してきたキッシュのようやん!と見惚れた、最高傑作のごちそうキッシュでした。もちろん美味しく、そして誇らしく晩御飯をいただきました。(笑)


夏野菜のごちそうキッシュ

和・美・Savvy Cooking

ヒントとなったキッシュは、随分前にみた雑誌か料理本に載っていた“ロースティッド・ベジタブル・キッシュ”。ちょうど私が昨日焼いたキッシュのように、色とりどりの野菜が詰まったキッシュで、アッと私の目を引くものでした。


昨日もブログに書いた通り、最近の私は魚介類を食べるのがちょっと怖くて、肉かもしくは野菜な献立に偏ってしまっています。一昨日はポークチョップだったので、昨日は野菜の献立にしたいと考えていた時、本でみたあの色とりどりの野菜のキッシュを思い出したんです。


ロースト出来そうな野菜をスーパーで探すと、じゃがいもたまねぎを筆頭に、ズッキーニ、茄子、バターナッツかぼちゃ、パプリカなど、並べてみると夏が旬(?)な野菜ばかり。それで夏野菜のごちそうキッシュと名づけたのです。


バターナッツかぼちゃは、私が日本に住んでいた頃は、高島屋の地下か紀伊国屋くらいでしか見かけませんでした。まぁ、最近はどこのスーパーでも売っているのかもしれないけれど。もしゲットできなければ、普通のかぼちゃか、さつまいもの代用でも美味しいと思います。


ちょっと時間がかかって面倒ですが、じっくり野菜をローストすることで、自然な甘味と焼いた芳ばしさがなんともいえない美味しいキッシュに出来上がります。


ちなみに下のレシピのタルト生地分量は、最近私が買って使っている26~27cmもある大きい型にあわせたものです。一般的な22~23cmのフラン型を使用する場合は、こちらのタルト生地 の分量をご参照下さい。


野菜に関しては多すぎないか心配でしたが、焼いてみると、もう1個じゃがいもか、バターナッツかぼちゃを丸ごと加えたらよかったって思うくらいかさが減ったので、22~23cmの型なら下の分量はちょうど良い量ではないかと思います。


卵液に関しては詰める具が多いので、22~23cmの型で焼く場合は、卵の量はそのままで生クリームと牛乳を、それぞれ150mlと50~60mlに減らさないと余ってしまいます。最も余った卵液は、タルト生地なしで野菜と一緒にラメキンなどで焼いても美味しいです。


<材料 26~27cmのフラン型1個分>

(タルト生地)
小麦粉、薄力粉でもオールパーポスでも...220g
塩...ひとつまみ
有塩バター...110g(私個人の意見ですが、有塩の方がキッシュには美味しい!)
卵黄...1個分
冷水...適宜(大さじ3程度が目安)

(フィリング)
じゃがいも、皮を剥き1cm角切りし流水ででんぷん質を洗い流す...中1個
紫たまねぎ、大きめの櫛形切り...中1個
パプリカ、種を抜き1cm角切り...小1個
なす、5mm幅に輪切りし水にさらしてあく抜き...1本
ズッキーニ、5mm幅に輪切り...小1本
バターナッツかぼちゃ、皮を剥き1cm角切り...じゃがいもと同サイズ分
にんにく、皮を剥き分厚くスライス...2~3かけ
オリーブオイル...大さじ3
塩こしょう...適宜

(卵液)
全卵...2個
卵黄...1個分
生クリーム...200ml(Half & Halfをキッシュに使うと不味い!)
牛乳...70~75ml
チーズ、出来ればスイスチーズなければピザ用...70g程度
バジルの葉、細かく刻む...12~13枚
パセリの葉、みじん切り...大さじ2程度(オプショナル)
塩こしょう...適宜
味の素...適宜


<作り方>

1.タルト生地を作る。小麦粉に塩を加えスプーンでよく混ぜ合わせる。(オールパーポス使用の場合は一度ふるう。)バターを加えペイストリーブレンダーか指でつぶしながら粉に擦り込む。

2.バターが小麦粉にしっかりなじみそぼろ状になったら、卵黄を加えフォースなどで混ぜ合わせる。卵黄がほぼ粉になじんだら手にかえ、冷水を少量ずつ加えながら滑らかな生地にまとめる。アルミフォイルで包み冷蔵庫で30分以上冷やす。

生地がまとまりこれでオーケーと思ってから更に手を水で軽く濡らし、生地の表面をパタパタパッティングするようにし、かつべたつかないスムーズな生地に仕上げて冷やすと、冷蔵庫で休ませている間に粉が十分水分を吸い、グルテンをMAXに生成して、思いのままに延ばせる絶対に破れない生地が作れます!

3.フィリングの準備をする。オーブン用のトレーに全ての野菜を入れる。オリーブオイル、塩こしょうを加え、オイルや調味料が全体にコーティングされるように、スプーンでよくかき混ぜる。

和・美・Savvy Cooking

4.3を180度で予熱を済ませたオーブン1時間焼く。途中30分経過した時点で一度取り出し、柔らかくなった野菜をつぶさないように注意しながら、スプーンなどで上下を返す。焼きあがったら完全に冷ます。

和・美・Savvy Cooking

5.2のタルト生地をフラン型より二周り程度大きく延ばす。空気を入れないように注意しながらフラン型の内側に貼る。型からはみ出た生地をトリミングし、フォークで底面、側面に空気穴をたくさん開け、冷凍庫で30分程度凍らせる。

6.オーブンを190度で予熱する。予熱している間に、幅5cm長さ12cm程度のアルミフォイルを6~7枚準備する。

7.オーブンの予熱が完了したら冷凍庫で凍らせたフラン型を取り出し、手早くアルミフォイルを型の縁内外どちらも2.5cmずつ隠れるように被せ、解ける前に即オーブンに入れて17~18分焼く。

和・美・Savvy Cooking

8.17~18分経過したら一旦オーブンからフラン型を取り出しアルミフォイルを取り除く。この時、アルミフォイルで隠れた部分の生地はまだかなり柔らかいので取り扱い注意。卵液に使う卵の一部を型の底面に塗り、再びオーブンに戻し5分焼く。

和・美・Savvy Cooking

タルト生地を空焼きする際、大概の場合縮んで高さがなくなってしまいますが、一旦タルトを冷凍させ、最初の17~18分間型の縁をアルミフォイルで覆ってやることで、殆ど縮まない綺麗なタルトを焼くことが出来ます。これはぜひお試しを!

9.空焼きしたタルトはフラン型に入れたまま、少し生地が固くなるまで粗熱を取る。(15分程度)粗熱が取れたら、4のロースト野菜をタルトの中に広げる。卵液の材料を全て合わせ野菜の上に満遍なくかける。

和・美・Savvy Cooking

10.再び190度で予熱を済ませたオーブンで約45分、キッシュの表面にこんがり焼き目が付くまで焼く。


キッシュを焼くことにしたものの、今度はキッシュに付け合せるもののアイデアがなく、冗談抜きで私、スーパーの野菜売り場の辺りを店員に“万引き常習犯のおばん”と怪しまれながら、15分くらいうろうろ、うろうろしてました。


15分うろうろした結果がこれかい!と突っ込まれそうですが(滝汗)、野菜のキッシュに結局グリーンサラダと、情けない選択になってしまいました。いやぁ、本当、何を献立に選べば良いか、ここ数日アイデアがなく料理に熱が入らん!

和・美・Savvy Cooking

それにしても美しく焼けたキッシュ。多分このキッシュはこれまで私が何十回と焼いた中で、一等美しく焼けてくれたキッシュだと思います。もっとも正直に言うと、写真では隠していますが、旦那の方側の底の部分は卵液がこぼれ少し焦げてんですけどね。(爆)

和・美・Savvy Cooking

切り分けると中はこんな風です。じゃがいもやバターナッツかぼちゃの食感はクリーム状で、たまねぎはしっとり、茄子、ズッキーニ、パプリカはジューシーで、野菜の旨味が120%生かされたキッシュで、実に旨かったです。

和・美・Savvy Cooking

今晩は料理のアイデアもないし、旦那の会社の差し入れを作って疲れて切ってしまったので、スーパーのフードコートに食べに行くことにしました。日本で言うならスーパーの1階にある、お好み焼きやたこ焼き、ラーメンをセルフサービスで食べれる広場です。


明日は私が今日差し入れに作ったものをご紹介します。イギリスのお菓子と言えば、大概の人はスコーン!と答えるでしょうが、私はスコーンなんて答えません!


スコーンよりも私には、もっと、もっとイギリスを懐かしく思い出させるお菓子、それを明日はご紹介することにいたします。

各国料理(レシピ)へ