Japonaiserie+WAKKA@吉祥寺・キチム、素敵なライブでした! | cookieの雑記帳

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興味を持ったことなどを徒然なるままに書き留めていきます。半分は備忘録。音楽(classicからpopsまでなんでも)、美術(絵画、漫画、現代美術なんでも)、文学(主に近現代)、映画(洋画も邦画も)、旅や地理・歴史(戦国以外)も好き。「趣味趣味な人生」がモットーです。


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3月21日春分の日、午前中は時ならぬ雪降りでしたが、午後からは雨にかわりました。
夕方からは吉祥寺キチムで開催される、女性3人によるユニットWAKKAの東京初ライブ「WAKKA -vol.1-」のオープニングアクトとして登場するJaponaiserieの演奏を聴きに行きました。昨年の風知空知でのライブ以来となりますが、前回に続き今回も雨模様でした(^_^;)
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吉祥寺駅の北口、東急百貨店の裏手の方角に「キチム」はあります。この界隈には土地勘があるので迷うことはありませんでした。
開場10分くらい前に着きましたが、およそ10人ほどの方が並んでいました。
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普段はカフェとして営業していますが、さまざまなイベントも開催されています。
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今日は出演者も多く、半分くらいのスペースは舞台に割かれていました。
客席はだいたい50人くらいでしょうか?
満席の大盛況でした。
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今日のイベントの中心であるWAKKA(3人の輪、「輪っか」から命名されているそうです)というユニットは、SSWで多くのCMやアニメの音楽を手がける伊藤真澄さんを中心に、同じくSSWでヴォーカルを中心に活躍するChimaさん、そして電子音響などを得意とし「木箱」というユニットで活動するSAyAさんから成り、普段はそれぞれ個性的な活動をされております。 
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そんなWAKKAの演奏に合わせてライブ・ドローイング を行うのは、画家・イラストレーターの寺門孝之さん。このライブのフライヤーも寺門さんの描き下ろしです。
伊藤さんが寺門さんの大・大・大ファンで、かなり前から絵を購入したり、そんな繋がりから実現した、ちょっと変わったライブ・イベントです。

そして、そのオープニングアクトを務めるのがJaponaiserieのお二人、momoさんとBabiさんです。昨年9月以来のライブかと思います。なかなか現場で観るチャンスが少ないユニットです(もともとBabiさんがめったにライブを行わないので)。結成はおそらく2016年頃で、じっくりと音づくりをしてきました。その成果は昨年のライブの時にCD-Rでプレリリースされましたが、このたびめでたく1st mini album「Parfait」として正式に発売となりました。
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今回のライブはBabiさんがtoi toy toiというトイピアノのユニットで伊藤さんとご一緒したのが縁で声がかかったのだそうです。
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演奏はmomoさんのvocalに、Babiさんの真骨頂といえる、室内楽のアンサンブルが伴奏します。
アコースティックギターは、昨年のJaponaiserieのライブでも競演しているBabiさんの同級生の北村健太さん。ヴァイオリンは吉田篤貴さん。クラシックからポピュラーまで幅広く活躍され、作曲も行う鬼才です。昨年は吉田さんの主宰するEMO stringsの演奏会にBabiさんがゲスト出演したり、今回のアルバムやCMの音楽でも共演しています。バリトンサックスとソプラノサックスを担当するのは加藤里志さん。Babiさんとはこれまでも室内楽を伴うライブで共演してきています。気心の知れた盤石のメンバーといえるでしょう。そしてBabiさんはピアノ、ピアニカ、トイピアノの担当。
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オープニングは30秒程度の短いアンサンブル曲『asobi』。アルバムにも収録されていますが、印象はだいぶ違いました。生楽器が奏でる不思議な響きに誘われ、まずはタイトル曲の『Parfait』。momoさんの歌うフランス語のメロディを、軽快な伴奏が華やかに盛り上げました。トイピアノがリズムセクションを担っていたり、サックスもソプラノとバリトンだったりという独特な楽器編成ですが、Babiさんのこういうアレンジ、とってもツボです。
続いてこれも新譜からで『Liqueur』。ちょっと気だるさをまとったミディアムテンポのシャンソン。momoさんの表情豊かなvocalが素敵でした。
お次は『うさぎの組曲 第1番、第2番』というインスト曲。テンポ速めのにぎやかなナンバー。とても短い曲でした。終演後に、第3番以降はあるのでしょうか?と尋ねたところ、2曲だけの組曲なんだそうです。momoさんはスライドホイッスルで参加していました。数多くのCMを手がけているBabiさんだけに、短い曲のまとめ方が流石です。ストーリーが浮かんできそうな曲ですが、いったいどんなイメージで作曲したのでしょうか? 訊きそびれてしまいました。
続けてもインスト曲で『Gâteau gaté』「甘やかされたお菓子」という意味のタイトルとのこと。洋服のブランドとコラボした曲で、音源化されている(pf+sax)作品ですが、今日は室内楽アンサンブルversionです。
「食べ物の曲が多いです。その商品を食べながら作ったりしています」、というBabiさん。次は『HGDZ』??、「ハーゲンダッツの略です」(笑)というナンバーは、昨年Japonaiserieが音楽を担当したハーゲンダッツのCM曲(以前はYouTubeで観れたのですが...)。これだけでは短いとのことで、今回は新たに2番の歌詞を作ったそうで、トイピアノユニットで一緒の良原リエさんから教わった、砂糖を使わないアイスのことを盛り込んでいます。この『アイスのうた』、曲はアイスとAis(A#)を掛けているとのこと。なかなか面白く仕上がっていました。ライブでしか聴けない曲ですね。
最後はアルバムの終曲『hotori』でした。素直なallegroの曲です。気持ちが前向きになる作品です。
今回はどの曲もアレンジが凝っていて、たいへん聴き応えがありました。とても纏まったアンサンブルで、もっと聴いていたい感じでしたね。

momoさんとBabiさんは、今日もお揃いの衣装でした^ ^


オープニングアクトがおわり、少しステージの配置換えがあり、いよいよ後半はWAKKAと寺門さんのコラボです。
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WAKKAのお三方の音楽は初めてになります。予習なしで臨みました。
まずは3人のアンサンブル。伊藤真澄さんのピアノ、SAyAさんの電子音響にChimaさんのヴォーカルが乗っかる形です。
セットリストは伊藤さんのツイートであらかじめ予告されていました。

1.Alice’s Dream (TVアニメ アリスと蔵六メインテーマ)
2.Memories of Wonderland (TVアニメ アリスと蔵六挿入歌)

アニメ『アリスと蔵六』の音楽は伊藤さんの所属するユニットTO-MASが劇伴を担当。エンディングや挿入曲に前述のトイピアノ・カルテット toi toy toi(伊藤真澄さん、コトリンゴさん、Babiさん、良原リエさん)が参加していることもあり、納得の選曲です。普段アニメを観ることがほとんどないので、アニソンは未知なる領域なのですが、意外に良曲が隠れているので、侮れないですね。
続けて、伊藤さんとChimaさんが出会った曲で、Chimaさん初のアニソンとのことである、
3.Flip Flap Flip Flap (TVアニメフリップフラッパーズ ED主題歌)

軽快な可愛らしい曲です。「ずっと歌っていたい」とChimaさんが言うのもよくわかります。

そしていよいよ満を持しての寺門孝之さん、登場です。私とあまり歳は変わらないのですが、さすが芸術家は風格が違いますね。
ライブペインティングは、机に用意された画用紙に、演奏に合わせて描いていく感じで、プロジェクターを通してスクリーンに映し出されます。
はじめ、ジャクソン・ポロックのアクション・ペインティングのようなものを想像していたので、だいぶイメージが違いました(^_^;)
最初は手慣らしに、伊藤さんの作品、
4.「世界のしずく」(アルバム Wonder Wonderfulより)
にあわせてドローイング。カラフルだけど大胆な筆致に目が釘付けでした。とても面白い企画です!

さて、このあとがメインイベントである、リクエストによる即興演奏とライブペインティングです。
テーマは、あらかじめChimaさんがtwitterで募っていた「お題」の中から、ルーレットで選ぶというもの。たくさんの応募があったそうで、その中から30タイトルくらいに絞り、これをスマートフォンのアプリに乗せてルーレットを回します。Chimaさんが客席を回って、指名された人がボタンを押します。
出てきた「お題」は、
“キャラメルポップコーン” 
“アニバーサリー” 
“帰る場所” 
演奏は、伊藤さんがピアノで伴奏を、音響のSAyAさんと、ハミングやスキャットでChimaさんが絡むような感じで進みました。お互いの音を聴きながら、自分の音を出していき、終わりそうかな、と思うと絵がまだ仕上がっていないので、エンディングを拡げながらタイミングを計ったり、そのスリリングなライブ感はちょっとドキドキものでした。
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続いて伊藤さんの最近購入した作品(会場に展示されていました)のタイトルである、
“Apple Cider Rose” 
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そして最後にルーレットが出した「お題」は、
“またね”
という、絶妙なフレーズ。
寺門さんもだんだんと慣れてきたのか、迷いのない(ように見える)、スピード感のある動きで、さくさくと仕上げていきました。
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大盛況のうちに予定のプログラムは終了。

盛大な拍手に応えて、アンコールは、「もう一度やりたいね」と言っていた、
「FLIP FLAP FLIP FLAP」でした。
仕上がった作品は↓です。
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全体として統一感のある構成で、とても興味深く、楽しめたライブでした。
また、このような企画があると嬉しいですね。
ありがとうございました。
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写真はTwitterなどからお借りしているもの、多数あります🙇
ファンの方のツイートなども参考にさせていただきました。